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アルシオン通信

Alcyon Blog

2025年10月05日

【観た/2025年50本目】映画「アイム・スティル・ヒア」観ました。**伊豆・伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンオーナーのBLOG

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2025年50本目】映画「アイム・スティル・ヒア」観ました。

【解説・あらすじ】

1970年代、軍事政権下のブラジル。
元国会議員のルーベンス・パイヴァと妻のエウニセ(フェルナンダ・トーレス)は、5人の子供たちと共にリオデジャネイロで暮らしていた。
しかしスイス大使誘拐事件の発生をきっかけに全てが一変。
ルーベンスが突然軍に逮捕・連行され、エウニセはその行方を追うが、彼女もまた軍に拘束されて尋問を受ける。

軍事政権下のブラジルで、元国会議員が軍によって誘拐された実際の事件を基に描くヒューマンドラマ。
誘拐された人物の息子であり作家のマルセロ・ルーベンス・パイヴァによる書籍を原作に、必死に夫の行方を捜す妻の姿を映し出す。
監督を手掛けるのはウォルター・サレス。
フェルナンダ・トーレス、セルトン・メロのほか、フェルナンダ・モンテネグロらが出演している。

【感想】
これは本当に過去の出来事なのか?
歴史が現在を穿つ社会派ヒューマンドラマ!

まずストーリー。
前半の屈託のない笑顔溢れるリオの情景。
暗黒の軍事政権下の情勢。
そして近代化の道筋への過程。
その歴史のうねりの中に巻き込まれていく家族の描写がとても丁寧。
必ず、表に出していく、闇に葬らせない強い覚悟を感じる脚本です。

次に演出演技。
これも実に骨太。
淡々としている(しすぎている、、?)なかで、きっちり軍事政権の暗部を真っ向から撮りきっています。
抗う姿の描写もブラジルの現実だったり国民性を余すところなく表現。
美しい風景と暗闇の軍事施設、明暗のメリハリもメタが効いていてより一層現実味をあぶりだしていると感じました。

さて。
文頭に戻りますが、
鑑賞後なんといっても考えさせられたのは「これは果たして過去の出来事なのか」でした。
思えば世界が暴力に溢れ、圧政が続く様は今も昔も変わらぬ風景。
今日この瞬間も不条理、不合理に晒され、「戦わざる得ない」市井の人々がいる。
笑って過ごせることの愛おしさ、ただ海を眺め、犬と戯れる幸せ。
許されない日常をどうして甘受できようか。

歴史は教科書ではなく、現在に続く地続きの道筋。
よく心にとどめておこうと感じました。

【評価・つけるとすれば】
4.0です。

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

もちろん「オススメ☆」です♪
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by alcyon | 映画観た
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