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アルシオン通信

Alcyon Blog

オーベルジュ タグへの投稿
2025年07月27日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2025年33本目】映画「F1」観ました。

【解説・あらすじ】

元F1レーサーのソニー(ブラッド・ピット)は、
最下位のF1チームの代表を務めるかつてのチームメイト、ルーベン(ハビエル・バルデム)に誘われて現役に復帰を果たす。
伝説的カリスマF1レーサーだったソニーの型破りなやり方に、
新人のジョシュア(ダムソン・イドリス)やチームメンバーたちは反発する。
しかし弱小だったチームは、傑出したソニーの才能と実力に導かれて変化を始める。

F1に挑戦するレーサーたちの姿を描くアクションドラマ。
かつて世界を魅了した元F1レーサーがカムバックし、弱小チームを率いて再びレースに挑む。
ジェリー・ブラッカイマーとジョセフ・コシンスキー監督が再び組む。
ブラッド・ピット、ダムソン・イドリスのほか、ケリー・コンドン、ハビエル・バルデムらがキャストに名を連ねる。

【感想】
モータースポーツの頂点、その人間模様を余すところなく伝えるアクション・ヒューマンストーリー。

まずストーリー、脚本。

サーキットやピット周りのサイドストーリーで構成されていると思い込んでいましたが、
意外にももっと奥の方、たとえば開発であったり広報、さらにはビジネスの大きさまで深く広く「F1」の全体像を書き出し。
レースそのものの生き物感もきっちりなんですが、そのうえでレーサーと関係者の人間模様やレースの戦術にもクローズを当てる。
バランス感覚絶妙、意外なほど王道かつウェルメイドな脚本でした。

そして演出、演技。

もちろんレースシーンの迫力はすさまじい!!
IMAXで鑑賞したのですが排気音に空気が揺れ、ブレーキングで床が震えるかのよう。
レーサー目線と俯瞰の使い分けも流石、スムーズでレースの展開もわかりやすい!
アクション映画として異様に高水準です。

さらに演技。
ブラットピットの老獪で、破天荒に見えながら実は合理的という「大人感」は流石。
ダムソン・イドリスのフレッシュさと危うさを共存させる演技もなかなかの見物でした。
前述しましたがバックヤードの演出が素晴らしく、F1に関わる人すべてを描き出そうとした点は拍手に値。
わかりにくそうに感じるチームオーダーやスポンサーとの絡みもストーリーにしっかりなじませる。
エンターテイメント映画とは何かを理解しきった演出だったと思います。

ただ、強いて言えば
チームの不調の原因があまり書き込まれていなかったり、
元々のドライバーはどこ行っちゃったんだとかおもったり、
マシンの戦闘力の上げ方が強引だったり、、
と感じる面は多少有りました。

さて。

若者だった日々はとっくに過ぎて、
物事に対してアクセルを踏むよりブレーキとハンドルでコントロールすることの方が多くなってきたように思います。
最先端のテクノロジーやメソッドには躊躇するし、
行動パターンはオールドスクールそのものだと自戒します。
それでもわずかに残った若さをまだまだ絞っていきたいし、
手に入れた経験を老獪に使いこなしたい。

ブラットピットにはなれないけど自分自身には成れる。
そんなことを思わせてくれた映画体験でした。

【評価・つけるとすれば】
4.0です。

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

もちろん「オススメ☆」です♪
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伊東のホテル|伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオン
by alcyon | 映画観た
2025年07月25日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2025年32本目】映画「フロントライン」観ました。

【解説・あらすじ】

2020年2月、100名を超える乗客に新型コロナウイルスの症状が発生した豪華客船が横浜港に入港する。
DMATと呼ばれる災害派遣医療チームが出動要請を受けたものの、彼らは未知のウイルスに対応するだけの訓練経験を持っていなかった。
そんな中、DMATを統括する結城英晴(小栗旬)と厚生労働省の立松信貴(松坂桃李)が対策本部で指揮を執ることになる。

世界的パンデミックを引き起こした新型コロナウイルスを題材に描くヒューマンドラマ。
集団感染が発生した豪華客船ダイヤモンド・プリンセスが横浜港に入港した時点から、
乗客全員の下船が完了するまでの日々を事実に基づいて映し出す。
監督を務めるのは関根光才。
小栗旬、松坂桃李のほか、池松壮亮、窪塚洋介らが出演している。

【感想】
追い詰められる善意と無邪気な悪意の中、使命、志の意味を問う。
誰もが苦しんだあの時を見事に振り返る力作!

まずストーリー。
実話ベースなので事件の概略はニュースで知ってはいました。
もちろんベースの部分はきっちり深掘り。
DMAT、厚労省の役割やかかわる家族、
船の乗員とスタッフ、
マスコミの思惑、
その先で観ている当時の我々の困惑と邪気まで、
かなり多岐にわたる人物模様と次々に道のトラブルが次々襲いかかる現場。
絶望希望、不安と弛緩の連続。
これらを敢えて群像劇にせず、一筋のストーリーに練り上げた手腕は確か。
プロットの貼り方、回収も見事、素晴らしい脚本でした。

そして演出演技。
とにかく登場人物が多彩なので、混雑しそうなところ、
テキパキとメリハリのきいたカメラワーク。
わかりにくさを演出面でも回避し、ストーリーの核の部分にはしっかりと尺を使う。
脚本も素晴らしいと感じたのですが、スタッフ陣の細やかな演出もまた素晴らしい。

俳優陣もまさに奮闘。
誰ひとり緩みなし。

小栗旬さんの苦悩。
松坂桃李さんの使命感。
池松壮亮さんの愛情。
そして今回何よりも強く感じたのは窪塚洋介さんの覚悟。

他にもDMATスタッフ、乗客、乗務員、マスコミ等々、
キャスト陣のひとりひとりが各々の「あの頃」をうちに秘め、
苦悩、葛藤、恐怖、油断といった複雑な状況、心境をギリギリ絞りきれる所まで演じきる。
志とか使命とか、凄みを感じました。

強いて言うならですが
医療現場の描写がおそらく意図的にマイルドにしてあったり、
当時の衛生パニックのようなシーンはカットされていて、
ほんのわずかですがリアリティが薄まっているように感じました。

さて。
この映画を観て感じたこと。

もちろん2020年から続いたあの頃の自らの状況を思い起こし、
つらかった日々を反芻したりはしました。

ただ、それ以上に、
こんなにも理不尽な状況にあっても、
自分の使命を見つめ、考え抜き、実行し続ける人がいることへの畏怖、尊敬の念を持った方が大きいです。

果たして当時、いや今も、
やるべき事よりも不満を先にしてはいないか。
自分の弱さを言い訳に、何かを緩めてはいないか。

スタッフ、演者の覚悟にすっかり当てられた感があります。

【評価・つけるとすれば】
4.5です。

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

もちろん「オススメ☆」です♪
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伊東のホテル|伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオン
by alcyon | 映画観た
2025年07月22日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2025年31本目】映画「リライト」観ました。

【解説・あらすじ】

高校3年生の美雪(池田エライザ)は、300年後の未来からやって来たという転校生・保彦(阿達慶)と恋に落ちる。
彼からもらった薬を使い、10年後の自分に会いに行った美雪は、そこで未来の自分から1冊の本を見せられる。
それは保彦がやがて未来で読むことになる小説で、美雪自身が書いたのだという。
タイムリープから戻った彼女は、未来へ戻る保彦に「この夏の体験を小説に書き、必ず時間のループを完成させる」と約束して見送る。
その10年後、美雪は小説家となり約束の本を出版するが、タイムリープしてくるはずの高校生の自分は現れなかった。

松居大悟が監督、上田誠が脚本を務めたSF青春ミステリー。
法条遥の小説を原作に、未来からタイムリープしてきた転校生と、彼に恋した少女が体験する不思議な出来事を描く。
主人公を池田エライザ、未来から来た転校生をオーディションで選ばれた阿達慶が演じる。

【感想】
未来と、さらにその先の未来を尾道の街が継ぐ由緒正しき青春オマージュ!!

まず、脚本・ストーリー。
お話のコアな部分、青春恋愛ものという中心点を決してぶらすことなく、
SFの面白み、タイムリープを滞りなく、加速感も十分に魅せる。
さらにはプロットとして敢えての破綻点を作り出し、回収の面白みまで作り上げてしまう。
さすがは上田誠!!といわんばかりの脚本です。

そして演出、演技。
とはいえあくまでも青春恋愛ストーリー。
キャラクターの設定、ひとりひとりのバックストーリーの落とし込みがとても丁寧。
あれだけ複雑な人間模様をこれまた渋滞させず映像に収める。
なかなかに鮮やかな演出、見応えがありました。

俳優陣も熱演。
ある意味全員がわずかな尺で強い印象を残さなければいけない。
しかもアンサンブルではなく、それでいて主役ははっきりしている。
という結構厳しいルール設定。
密度の濃さと熱量の高さ、ともに要求されなおも越えてゆく俳優陣の技術と気迫は見応え十分でした。
主演の池田エライザさんはさることながらとくに阿達慶さんの演技は必見。
あの佇まい、繊細さ。
新しい才能を見つけることができると思います。

多少残念に感じたのは

仕方のないことですがキャスト陣はあくまでも実年齢が30前後。
高校生を演じるには成熟していてだいぶ無理があり、、、。

また、松井監督特有の作風というか湿り気みたいなものがあまり感じられず。
多分引き算的に省いたのだとは思うのですが、もうちょっと「らしさ」は感じたい所でした。

さらにいちゃもん的ではありますが、、。
結論にいたる「本」のタイトル、そこに達するまでの過程には異議あり、です。。

さて。

思い返せば17-18の頃合い。
10年後の未来なんて思いもよばず、
さらにその先なんて完全に理解の外側。

リープできるものなら当時の自分に言い諭したい事は山ほどあるが、
今作のように10秒足らずなら、いったい何を選ぶだろう。

おそらくその10秒こそが僕の後悔で、夢で、「今」足りない所。
さらに10年後の未来の自分に未届けをお願いすることになるのでしょう。

夏、尾道、時をかける。
十分に満足できるオマージュ。
良い「出会い」だったと感じています。

【評価・つけるとすれば】
3.9です。

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
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伊東のホテル|伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオン
by alcyon | 映画観た
2025年07月18日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2025年30本目】映画「でっちあげ」観ました。

【解説・あらすじ】

2003年。
小学校教諭・薮下誠一(綾野剛)は、児童・氷室拓翔(三浦綺羅)にいじめ同然の体罰を行ったとして彼の母親・律子(柴咲コウ)から告発される。
その情報をかぎつけた週刊誌記者・鳴海三千彦(亀梨和也)が実名報道に踏み切り、記事の過激な内容に世間は騒然とする。
史上最悪の殺人教師と呼ばれメディアの標的となった誠一は、誹謗中傷や裏切り、停職処分などによって日常が崩壊し、絶望に押しつぶされていく。
一方で律子を支持する声は多く、550人もの大弁護団が結成され民事裁判へと発展する。

2003年に教師による児童へのいじめが認定された体罰事件の真相を追った福田ますみのルポルタージュを映画化。
児童への体罰を行ったとして告発された小学校教諭が、メディアの過熱報道などによって追い詰められていく。

監督は三池崇史、脚本は森ハヤシが担当。
殺人教師に仕立て上げられる小学校教諭を綾野剛が演じ柴咲コウ、
亀梨和也のほか、木村文乃、光石研、北村一輝、小林薫らが共演する。

【感想】
真実を「疑う」ことの難しさ。。
これは事実に基づく「あなた」の、「僕」の物語。

まずはストーリー、脚本。
なんといってもキャラクターの描写が緻密。
前半から思いのほか長く続くいやな感じの表現、台詞少なめにト書きだけでグイグイ引き込む。
あからさまな伏線も回収を意図的に曖昧にしている所があり、物語に嵌まる設計になっています。
法廷劇もわかりやすさ、ボリュームなどへの気遣いと、ドラマティックな展開を兼ね揃えていて、
これもまた多弁になりがちな所をきっちり抑え、緊張感を終始キープ。
実話ベースもの、中だるみを心配していたのですが、余計なお世話でした。

続いて演出、俳優陣。
まず演出、ケレン味なく、過不足なく、重みとスピード感をキープする三池監督のプランが当たり!
裁判シーン一つとっても、実際の事実関係や証拠証言、時間の流れなどは膨大かつ長大。
どれを選び、どれを棄てるのか、その結果物語の事実性は担保できるのか。
そもそも2時間弱というしゃくに収まるのか。
相当な難題だと思うのですが監督のクラフトマンシップが見事にクリア。
流石です!

俳優陣も見事な演技。

主演、綾野剛さんの前半後半の演じ分け。
その振り幅の大きさは役柄の中で本来の人間性を封ずるかのよう。。
人の姿を借りて人を演じる、演技のお手本でした。

対する柴咲コウさんの不気味さ。
これもまた演技を作り込み、実際にはいなさそうな人物像を表現しています。
これもまた難易度の高い演技だったと感じます。

脇を固める
小林薫さんのにじみ出る人の良さ。
光石研さんの日和見感。
亀梨和也さんのイヤーな感じ。
そしてなにより、
木村文乃さんの強さと優しさ。
ラストシーンにかけての彼女のほんのひと台詞、日常の言葉に僕は涙腺が決壊しました。..

強いて言うなら、
裁判後の描写、特にマスコミの報道の有様の描写がほとんどなく、、、。
事件の本丸、とも言える部分でしたので非常に残念。
尺が延びてもいいから綾野さんと亀梨さんの相対するシーンを加えるべきでした。

さて。

何を信じるか。
何を疑うか。
何を正義と呼ぶか。
何を悪と断じるか。

実際の事件が起きた2003年よりも今はSNSしかり、
情報が処理しきれないボリュームであふれかえる世の中です。

100人中99人が応援する、正しいと「思われている」事柄や人を、
果たしてただ一人で疑えるか、声を出せるか。
正直僕には難しいです。

真実を追究する。
正義を全うする。

ラストワンでも諦めない人がいる。
尊敬、畏敬といった言葉では表しきれない感情を持つことのできた作品でした。

【評価・つけるとすれば】
4.1です。

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
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☆4・・・・是非オススメ!
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伊東のホテル|伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオン
by alcyon | 映画観た
2025年07月04日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2025年28本目】映画【か「」く「」し「」ご「」と「】観ました。

【解説・あらすじ】

高校生の京(奥平大兼)は、クラスの人気者・三木(出口夏希)が気になっていたが、近づくことができずにいた。
それは内気な性格であることに加え、人の気持ちが見える力を持っているために、
三木に近づいて彼女の気持ちが見えてしまうことを恐れていたからでもあった。
京は自分の親友で三木と幼なじみであるヅカ(佐野晶哉)を通して、
彼女のことを友達の友達として意識するようにしていた。

住野よるの小説「か「」く「」し「」ご「」と「」を実写化した青春ラブストーリー。
他人の気持ちが見えてしまう能力を持つがゆえに、気になる同級生に近づけない少年の姿を描く。
監督を務めるのは中川駿。
奥平大兼、出口夏希、『明日を綴る写真館』などの佐野晶哉のほか、菊池日菜子、早瀬憩らが出演する。

【感想】
何度も何度も蒸留してやっとの一滴。青春の名にふさわしい純度の物語。

まずストーリー。
設定はややトリッキー。
若者の持つ悩みや鬱屈、やりきれない思いを
青春ストーリーならではのキラキラ感で絶妙にコーティング。
細かなプロットを紡ぎながら群像的に進む展開も新鮮。
揺れる、飽和する心情も見事に台詞化されていて好感度高かったです。

そして演出、演技。
前半はややスローペース。
ここが乗り切れないと難しい映画、、かもしれません。
ただし、ペースやテンポとキャストの心情がリンクしているので、
その辺りが読み取れると一気に引き込みの強い演出でもあります。
また5人それぞれの心情描写、明るくてキラキラなだけじゃない、
喜怒哀楽、どれもがボリューミーな青春の日々をあるギミックで説明するのですが、
これはちょっとした発明。
説得力が台詞の数では計りきれない強さ。
感服しました。

そして俳優陣。
若者の光と影、とりわけその暗い部分を「明るい表情、陽キャな台詞」にじませる。
決して簡単ではない、むしろ激ムズの演出に「等身大の自分」を演技プランに織り込むことで応えて見せた。
最近の若手俳優はうまい、よく鍛えられている、そして何より肝が据わってる。
初々しさの向こうに日本映画の将来に明るさを感じる喜びも感じられました。

さて。
思い起こせば15,16歳。

僕は熱中できるモノもなく、スポーツも勉強も今四つ。
日々が流れていくことにただ流されていくだけの、
黒歴史とまではいわないまでの暗めの灰色ぐらいの日々でした。

とりわけ人付き合いには臆病でしたので、
今作の5人、それぞれに共感できる点があり。

今振り返れば幼さが目につくだけの話ですが、
当時は必死だった、苦しかった、もっとうまくやりたかった。

もがいていたあの日々。
ムダにしないのはいつだって今日の、明日の自分の有り様。

原点的なもの思い出させてくれる映画でした。

【評価・つけるとすれば】
4.3です。

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

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伊東のホテル|伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオン
by alcyon | 映画観た
2025年07月02日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2025年25本目】映画「ラブ・イン・ザ・ビックシティ」観ました。

【解説・あらすじ】

自由奔放なジェヒ(キム・ゴウン)と、自分がゲイであることを隠しておびえながら大学生活を送るフンス(ノ・サンヒョン)は、全く正反対の性格だった。
あるときフンスの秘密がクラスメートたちにバレそうになるが、ジェヒが彼のピンチを救う。
二人はルームシェアをしながらかけがえのない学生時代を共に過ごしていくが、二人の友情が試される場面が訪れる。

パク・サンヨンの小説「大都会の愛し方」に収録されている「ジェヒ」を原作に描くヒューマンドラマ。
全く違う性格の男女が学生時代を共に過ごす中で友情を育んでいく。
メガホンを取るのはイ・オニ。
キム・ゴウン、ノ・サンヒョンのほか、チャン・ヘジン、クァク・ドンヨンらがキャストに名を連ねている。

【感想】
自分らしさという呪縛を豪快に吹き飛ばす傑作!

まずストーリー。
孤立感の中生きるゲイ男性と奔放すぎるが故に社会になじめない女性。
大都市ソウルの一角で出会い、互いの時間を共有しながら、
時にぶつかり時に守り合う様子を丁寧に描写。
展開のつなぎもスムーズで物語に推進力があり、
台詞も一つ一つが粒立っていて印象的なフレーズが心に残る。
極めて良質でよく練り込まれた脚本です。

そして演出演技。
主演の二人、その友情の有り様。
自分を見つめル事に必死な青春期から、
社会に溶け込まざる得ない日々の大人の日々、
その中で変化してゆく関係性を機微細やかに表現。
相当に練り込まれた演技プラン。
台詞の一つ一つ、目線の行方まで十二分に意識した演出。
このつばぜり合いが見事なケミストリーを生み、
観客を物語の一員に引き込んでいる=ただの傍観者ではなく自分事に感じさせる事に成功。
ラストシーン、その結論も余韻豊か。
エンタテインメントとしてのメリハリもしっかりインストール。
これまた素晴らしいディレクションでした。

さて。
「自分らしく生きる」、世の中にあふれかえるこのワード。
しかしながらこれほど言うはたやすく行うは難しい事もないように思います。

「自分」と「社会」の摩擦点に悩み苦しみ、自我を解放することに過剰さを感じ躊躇してしまう。
抱えきれない思いはいつしか自らを傷つけてしまい、気づけば取り返しのつかない深みにはまってしまう。

僕もあなたも、誰しもが思い当たるこの事象、
救ってくれるのはいつだってそばにいる存在。
ありのままを受け入れてくれるのはいつだって信じてくれる他者、つまりは友人だったと思うのです。

鑑賞後、なつかしい友人、あの頃の仲間と会いたくなりました。
彼らにとって僕は良き友人であったか、今なら笑って話せる気になりました。

素晴らしい映画体験でした。

【評価・つけるとすれば】
4.5です。

ちなみに
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2025年06月30日

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kazu_R

【観た/2025年24本目】映画「サブスタンス」観ました。

【解説・あらすじ】

50歳を超えたかつての人気スター、エリザベス(デミ・ムーア)は容姿の衰えによる仕事の減少に悩まされていた。
そんな状況に危機感を募らせる中、ある新しい再生医療を試すことにする。
彼女の美と若さに対する執着はやがて暴走を始め、狂気と化していく。

容姿の衰えに悩む元人気スターが、美と若さに執着するあまり狂気にとらわれていくホラー。
監督・脚本を務めたのはコラリー・ファルジャ。
再生医療によって若返りを試みる主人公をデミ・ムーアが演じ、
共演にはマーガレット・クアリー、デニス・クエイドらが名を連ねる。
第77回カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞するなど各地の映画祭で高い評価を得た。

【感想】
人間の光と影を狂気的な色彩で撮りきった快作。

まずストーリー。
前半から中盤にかけての展開はスピーディー。
ハリウッドを舞台にルッキズムの醜悪さ、
いびつな男性社会の中での女性のいきづらさを軸に、
エリザベスが再生医療にはまっていく様を一気呵成に展開。
見応えもテーマ性も十分、だったのですが、、。
途中からこれまた一気に迫力のホラー展開。
着地点が見えない中進む脚本は賛否が分かれるところでしょう。

そして演出演技。
なんといってもデミムーアの体当たりぶり、振り切りぶり特筆。
よくこの役を受けた、、俳優としての気骨を目の当たりにできます。
もう一人の”主役”マーガレット・クアリーもこれまた目を見張る演技。
丁々発止の演技合戦は見応え十分でした。

ただいかんせんラストにかけてのホラー展開は想像以上に過激、いや過酷、、。
ゴア描写が苦手な人はまず観ていられないでしょうし、ストーリーも役者陣の奮闘も吹き飛ばす勢い。
あまりの展開に最後はもう笑うしかないといった感情になりました。

さて。
日々の生活していれば
ルッキズムに振り回され、
いつの間にか男性社会の暴力性に加担している、
無自覚な日々に思います。
振り返って今作、作品の構成には僕自身賛否を覚えますが、テーマ性には目を向けなければならないのも事実。
ちょっと我慢が必要な作風ですが考えさせられるものもありました。

【評価・つけるとすれば】
3.7です。

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
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2025年06月24日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2025年23本目】映画「6人ぼっち」観ました。

【解説・あらすじ】

クラスになじめない高校生の加山糸(野村康太)は、広島への修学旅行の班決めで、
誰とも班を組めずにいたTikTokerの馬場すみれ(三原羽衣)、ガリ勉の新川琴(鈴木美羽)、
自慢屋の五十嵐大輔(松尾潤)、内向的な山田ちえ(中山ひなの)、
不登校の飯島祐太郎(吉田晴登)と同じ班を組まされ、班長を任される。
広島に到着した彼らは、それぞれが行きたい場所を回るにつれて、徐々に仲間意識が芽生えさせていく。

修学旅行を題材にした青春ドラマ。
修学旅行の班で一緒になったくせ者ぞろいの高校生6人が、ゆく先々でトラブルに見舞われながらも絆を育んでいく。
メガホンを取るのは俳優としても活動する宗綱弟。
野村康太、吉田晴登、三原羽衣のほか、松尾潤、鈴木美羽、中山ひなのらが出演する。

【感想】
等身大の青春が目映い。友達の尊さが詰まった良作!

まずストーリー。
内容としては特に目新しくもないのですが、
6人の「ぼっち」ぶりやその背景、おのおのが抱える葛藤、焦燥がシンプルだけど丁寧に描かれています。
わかりやすさ優先の結果、お話に推進力があり、おのおのの群像にも共感できました。
狙い澄ました脚本、好感が持てました。

そして演出演技。
これもあまり奇をてらった所はなく。
ストーリーを丁寧に撮る、に徹していて、変な引っかかりを感じない、なめらかなのどごし。
その分俳優陣のがんばりに目が行く設計。

そしてその俳優陣。
六人六様の背景を等身大で描ききる奮闘ぶり。
決して上手じゃない、ぱっと目を引く感じでもない。
だからこそ光る頑張り。
素直さに心打たれる演技でした。

さて。
思い起こせば若かりし日の光と影。
とりわけ暗を思い起こせば彼らと同じような事も確かにあり。
今になってしまえば、ではあるけれどあの頃は苦しかった、必死だった。
仲間、友人の存在がどれほど助けになったか、
気づける年齢にはなりましたがこれからもきっとそう。
現在進行形の悩みや鬱屈を前向きに見つめ直す機会になったような気がします。

若者の奮闘に感謝!
良い作品でした。

【評価・つけるとすれば】
3.9です。

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

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伊東のホテル|伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオン
by alcyon | 映画観た
2025年06月22日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2025年22本目】映画「ノー・アザー・ランド 故郷は他にない」観ました。

【解説・あらすじ】

ヨルダン川西岸地区のパレスチナ人居住地区、マサーフェル・ヤッタ。
そこで生まれ育ったパレスチナ人の青年バーセル・アドラーは、
イスラエル軍による占領と破壊が進む故郷の様子を幼いころからカメラに記録し、
世界に発信することでイスラエル軍を止めようとしていた。
そんな彼のもとにイスラエル人ジャーナリストのユヴァル・アブラハームが訪れ、協力する。
彼らがお互いの境遇や思いを語り合って友情を育む一方で、イスラエル軍の破壊行為はエスカレートしていく。

第74回ベルリン国際映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞とパノラマ部門観客賞を受賞したドキュメンタリー。
イスラエル軍の占領が進む、ヨルダン川西岸のパレスチナ人居住地区の様子を記録するパレスチナ人青年バーセル・アドラーと、
イスラエル人ジャーナリストのユヴァル・アブラハームが育む友情を見つめる。
アドラーとアブラハームのほか、ハムダーン・バラール、ラヘル・ショールが監督を務める。

【感想】
ガザ侵攻前夜。
現在進行形の「悪意」を精密に写し取ったエピローグなきドキュメンタリー。

まずストーリー。
ドキュメンタリーですので定点的なきっかけや結論ありきではなく、
あくまでもありのままの日々、
パレスチナ人バーセル、イスラエル人ユヴァルの友情と日常と、
暴力に晒される葛藤を撮りきっていくことにすべてが注がれています。
内容的にはヨルダン川西側地区でのイスラエルによる入植問題が中心で、
少し基礎知識がないとわかりにくいかも知れません。

演出、撮影に関して。
あくまでもパレスチナ側での映像記録ですのでイスラエル側の主張、正当性のようなモノは観えてきません。
一方、その分イスラエル軍の暴力が一般市民に及び、弾圧は苛烈で、入植者の行為は侵略以外何者ではない事を確実に捉えています。

さて、この撮影後イスラエルはガザに侵攻、いまや虐殺という蛮行を行っています。
ハマスのテロがきっかけ、と報道には有りますが、以前より世界がこのイスラエルによるパレスチナ画の弾圧を見逃してきたのが大きな原因に感じます。

バーセルとユヴァル。
人と人はたとえ国籍や宗教、互いのバックボーンが違えども心通わせ友人になることができる。
こんな当たり前のことを暴力が引き裂いていく。
輝かしい戦利なんかより最低の平和のほうがずっと素晴らしい、なんて忘却の彼方。

劇中の「パレスチナの自由なくしてイスラエルの平和なし」の叫びが心に響きます。
終わりのみえない情勢ですが、一日一秒でも早く平穏が訪れることを切に願います。

【評価・つけるとすれば】
4.0です。

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

もちろん「オススメ☆」です♪
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伊東のホテル|伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオン 宿泊プラン一覧
伊東のホテル|伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオン
by alcyon | 映画観た
2025年05月27日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2025年21本目】映画「教皇選挙」観ました。

【解説・あらすじ】
エドワード・ベルガー監督が、ローマ教皇選挙の舞台裏と内幕に迫ったミステリー。

全世界14億人以上の信徒を誇るキリスト教最大の教派・カトリック教会。
その最高指導者で、バチカン市国の元首であるローマ教皇が亡くなった。
新教皇を決める教皇選挙「コンクラーベ」に世界中から100人を超える候補者たちが集まり、システィーナ礼拝堂の閉ざされた扉の向こうで極秘の投票がスタートする。
票が割れる中、水面下でさまざまな陰謀、差別、スキャンダルがうごめいていく。
選挙を執り仕切ることとなったローレンス枢機卿は、バチカンを震撼させるある秘密を知ることとなる。

ローレンス枢機卿を名優レイフ・ファインズが演じるほか、スタンリー・トゥッチ、ジョン・リスゴー、イザベラ・ロッセリーニらが脇を固める。第
97回アカデミー賞で作品、主演男優、助演女優、脚色など計8部門でノミネートされ、脚色賞を受賞した。

【感想】
伝統が「世界」を穿つ。
精密な描写で引き込む快作!

まずストーリー。
世界一有名で、かつ謎多き選挙、コンクラーベ。
いったいどうやって取材をし、素材を集めたのか、それ自体がミステリーに感じるほどのリアリティ。
一見複雑に感じる選挙の仕組みをこの上なくわかりやすく提示する序章から、
緊迫の人間模様を緩み無くみせる投票の様子、
そして圧巻の決着まで展開は実にサスペンスフルでスピーディー。
差し込まれるエピソードも多彩。
見事に設計され尽くした脚本です。

そして演出。
まず宗教的な儀式の荘厳さをベースにしつつ、
候補者の人間臭さに大きくスポットを当てる演出。
この割り切りが話をだれさせず、どんどん加速させてゆく。
密室劇特有の息苦しさも物語の重厚感を下支え。

実に綿密な演出プランです。

また、おのおの演技も素晴らしい。
宗教人としての高潔とひとりの人間としての欲望が常に混在する難役を
それぞれがボリューム、ミキシングを変えながらの演技。
いったいどんなメソッドで??
演技合戦としても見所有りです。

惜しむらくは、前述通り「密室劇」ですので、映像が暗暗していて、
バチカンの持つ荘厳さはちょっと割り引き。
衣装の美しさが際立っているのでちょっとちぐはぐな感じもしました。

さて。
宗教、とりわけキリスト教カソリックに疎い僕でも教皇の重要性、世界一有名な人物であることは承知しており。
その選出方法コンクラーベの仕組みくらいは既知では有ったのですが、、。

これほど人間らしさがむき出しで描かれるとは、
スキャンダラスな一面にもこんなに踏み込むとも思っておらず。

先鋭化されていくそれぞれの主張、
伝統と変革、争いと安寧の輪郭の濃さはまさに現代社会の縮図。

特にラスト、その結論。
与えるインパクトは教徒ではない僕でも衝撃的。
他山の石で、どの世界観に所属していても刮目せざる得ないものだと感じました。

劇場の外の世界が今までとは違う鑑賞体験になりました。
実際にコンクラーベが行われたタイミングでもありますが、
時期にかかわらず鑑賞をお勧めできる、普遍的な作品で合ったと思います。

【評価・つけるとすれば】
4.2です。

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

もちろん「オススメ☆」です♪
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by alcyon | 映画観た

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こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
伊豆の四季やイベント、グルメ情報などを中心に、時々は好きな映画や本などのこともUPしていきます。
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