こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
【観た/2025年33本目】映画「F1」観ました。
【解説・あらすじ】
元F1レーサーのソニー(ブラッド・ピット)は、
最下位のF1チームの代表を務めるかつてのチームメイト、ルーベン(ハビエル・バルデム)に誘われて現役に復帰を果たす。
伝説的カリスマF1レーサーだったソニーの型破りなやり方に、
新人のジョシュア(ダムソン・イドリス)やチームメンバーたちは反発する。
しかし弱小だったチームは、傑出したソニーの才能と実力に導かれて変化を始める。F1に挑戦するレーサーたちの姿を描くアクションドラマ。
かつて世界を魅了した元F1レーサーがカムバックし、弱小チームを率いて再びレースに挑む。
ジェリー・ブラッカイマーとジョセフ・コシンスキー監督が再び組む。
ブラッド・ピット、ダムソン・イドリスのほか、ケリー・コンドン、ハビエル・バルデムらがキャストに名を連ねる。
【感想】
モータースポーツの頂点、その人間模様を余すところなく伝えるアクション・ヒューマンストーリー。
まずストーリー、脚本。
サーキットやピット周りのサイドストーリーで構成されていると思い込んでいましたが、
意外にももっと奥の方、たとえば開発であったり広報、さらにはビジネスの大きさまで深く広く「F1」の全体像を書き出し。
レースそのものの生き物感もきっちりなんですが、そのうえでレーサーと関係者の人間模様やレースの戦術にもクローズを当てる。
バランス感覚絶妙、意外なほど王道かつウェルメイドな脚本でした。
そして演出、演技。
もちろんレースシーンの迫力はすさまじい!!
IMAXで鑑賞したのですが排気音に空気が揺れ、ブレーキングで床が震えるかのよう。
レーサー目線と俯瞰の使い分けも流石、スムーズでレースの展開もわかりやすい!
アクション映画として異様に高水準です。
さらに演技。
ブラットピットの老獪で、破天荒に見えながら実は合理的という「大人感」は流石。
ダムソン・イドリスのフレッシュさと危うさを共存させる演技もなかなかの見物でした。
前述しましたがバックヤードの演出が素晴らしく、F1に関わる人すべてを描き出そうとした点は拍手に値。
わかりにくそうに感じるチームオーダーやスポンサーとの絡みもストーリーにしっかりなじませる。
エンターテイメント映画とは何かを理解しきった演出だったと思います。
ただ、強いて言えば
チームの不調の原因があまり書き込まれていなかったり、
元々のドライバーはどこ行っちゃったんだとかおもったり、
マシンの戦闘力の上げ方が強引だったり、、
と感じる面は多少有りました。
さて。
若者だった日々はとっくに過ぎて、
物事に対してアクセルを踏むよりブレーキとハンドルでコントロールすることの方が多くなってきたように思います。
最先端のテクノロジーやメソッドには躊躇するし、
行動パターンはオールドスクールそのものだと自戒します。
それでもわずかに残った若さをまだまだ絞っていきたいし、
手に入れた経験を老獪に使いこなしたい。
ブラットピットにはなれないけど自分自身には成れる。
そんなことを思わせてくれた映画体験でした。
【評価・つけるとすれば】
4.0です。
ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です
もちろん「オススメ☆」です♪
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