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アルシオン通信

Alcyon Blog

2025年07月25日

【観た/2025年32本目】映画「フロントライン」観ました。**伊豆・伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンオーナーのBLOG

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2025年32本目】映画「フロントライン」観ました。

【解説・あらすじ】

2020年2月、100名を超える乗客に新型コロナウイルスの症状が発生した豪華客船が横浜港に入港する。
DMATと呼ばれる災害派遣医療チームが出動要請を受けたものの、彼らは未知のウイルスに対応するだけの訓練経験を持っていなかった。
そんな中、DMATを統括する結城英晴(小栗旬)と厚生労働省の立松信貴(松坂桃李)が対策本部で指揮を執ることになる。

世界的パンデミックを引き起こした新型コロナウイルスを題材に描くヒューマンドラマ。
集団感染が発生した豪華客船ダイヤモンド・プリンセスが横浜港に入港した時点から、
乗客全員の下船が完了するまでの日々を事実に基づいて映し出す。
監督を務めるのは関根光才。
小栗旬、松坂桃李のほか、池松壮亮、窪塚洋介らが出演している。

【感想】
追い詰められる善意と無邪気な悪意の中、使命、志の意味を問う。
誰もが苦しんだあの時を見事に振り返る力作!

まずストーリー。
実話ベースなので事件の概略はニュースで知ってはいました。
もちろんベースの部分はきっちり深掘り。
DMAT、厚労省の役割やかかわる家族、
船の乗員とスタッフ、
マスコミの思惑、
その先で観ている当時の我々の困惑と邪気まで、
かなり多岐にわたる人物模様と次々に道のトラブルが次々襲いかかる現場。
絶望希望、不安と弛緩の連続。
これらを敢えて群像劇にせず、一筋のストーリーに練り上げた手腕は確か。
プロットの貼り方、回収も見事、素晴らしい脚本でした。

そして演出演技。
とにかく登場人物が多彩なので、混雑しそうなところ、
テキパキとメリハリのきいたカメラワーク。
わかりにくさを演出面でも回避し、ストーリーの核の部分にはしっかりと尺を使う。
脚本も素晴らしいと感じたのですが、スタッフ陣の細やかな演出もまた素晴らしい。

俳優陣もまさに奮闘。
誰ひとり緩みなし。

小栗旬さんの苦悩。
松坂桃李さんの使命感。
池松壮亮さんの愛情。
そして今回何よりも強く感じたのは窪塚洋介さんの覚悟。

他にもDMATスタッフ、乗客、乗務員、マスコミ等々、
キャスト陣のひとりひとりが各々の「あの頃」をうちに秘め、
苦悩、葛藤、恐怖、油断といった複雑な状況、心境をギリギリ絞りきれる所まで演じきる。
志とか使命とか、凄みを感じました。

強いて言うならですが
医療現場の描写がおそらく意図的にマイルドにしてあったり、
当時の衛生パニックのようなシーンはカットされていて、
ほんのわずかですがリアリティが薄まっているように感じました。

さて。
この映画を観て感じたこと。

もちろん2020年から続いたあの頃の自らの状況を思い起こし、
つらかった日々を反芻したりはしました。

ただ、それ以上に、
こんなにも理不尽な状況にあっても、
自分の使命を見つめ、考え抜き、実行し続ける人がいることへの畏怖、尊敬の念を持った方が大きいです。

果たして当時、いや今も、
やるべき事よりも不満を先にしてはいないか。
自分の弱さを言い訳に、何かを緩めてはいないか。

スタッフ、演者の覚悟にすっかり当てられた感があります。

【評価・つけるとすれば】
4.5です。

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

もちろん「オススメ☆」です♪
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by alcyon | 映画観た
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