こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
【観た/2025年49本目】映画「リンダリンダリンダ・4K」観ました。
【解説・あらすじ】
とある地方都市にある芝崎高校。
文化祭・ひいらぎ祭の前日に、
恵(香椎由宇)、響子(前田亜季)、望(関根史織)の3人は途方に暮れていた。
高校生活最後の文化祭のためにオリジナル曲を作って練習を重ねてきたのに、
ギターの萌が指を骨折してしまったのだ。高校を舞台にガールズバンドの奮闘をさわやかに描いた青春人間ドラマ。
出演はべ・ドゥナ、前田亜季、香椎由宇、関根史織。
監督は山下敦弘。
ハイティーンの女の子たちの心の微妙な心の揺れや高揚を繊細に描き出す。
【感想】
永遠の名曲とともによみがえる「あの頃」。金字塔とはまさにこのこと!!
まずストーリー。
「原作」レストア前はリアルタイムで鑑賞済み。
奇抜なキャラクターはおらず、お涙ちょうだい的な設定もない。
ただただ文化祭、その前後3日間だけを追った、悪く言えば平凡で平坦なストーリー。
それでも尚、新鮮で瑞瑞しく粒立った台詞の数々に心打たれる。
最初から最後まで予想通り、約束のラストまで進む、様相通りのストーリーなのに確実にハートを掴まれる脚本でした。
そして演出演技。
紛れもなく「我々」のDNAに刻まれたブルーハーツの名曲。
これを思春期の女子高生がてらいもなく真っ正面から取り組む、この描写だけで胸熱確実!
演奏の上達と成長の様子、心の揺らぎと強いまなざし。
キャスト陣のその後の成長を知っている状態で観ているのでより一層迫り来るモノがありました。
さて。
当時は「当事者」としてみていた今作。
20年たって感じるのは、当たり前なんですが、自らの立ち位置の変化でした。
正解を求めもがき苦しんでいた17,8のころ。
うっすら解が見えてきて、諦観に支配されつつあるこの頃。
若さを思い出す気恥ずかしい気持ちも、
今を誇れないやるせなさもないまぜで。
リンダリンダ。
僕の右手。
終わらない歌。
曲の響きだけは変わってなかったように思います。
過去と今をつなぐ貴重な映画体験。
レストアの意味に感謝できる大切な2時間でした。
【評価・つけるとすれば】
4.4です。
ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です
もちろん「オススメ☆」です♪
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