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アルシオン通信

Alcyon Blog

2025年08月 の投稿
2025年08月28日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2025年42本目】映画「この夏の星を見る」観ました。

【解説・あらすじ】

2020年。
新型コロナウイルスが流行し、茨城県立砂浦第三高校の2年生・溪本亜紗(桜田ひより)と凛久たちは、行動を制限されて鬱屈とした夏を過ごしていた。
そんな中、亜紗たちは望遠鏡で星を捉えるスピードを競う「スターキャッチ」のコンテスト開催に向けて奔走し始める。
孤独な東京の中学生・真宙と同級生の天音、
コロナ禍で実家の観光業が打撃を受けたことに心を痛める長崎・五島に住む円華など、
全国の学生たちがオンライン上でつながり、コンテストに参加する。

辻村深月の小説を実写化した青春ドラマ。
新型コロナウイルス流行によって行動を制限された高校生たちが、望遠鏡で星を捉えるスピードを競う「スターキャッチ」のコンテストを開催する。
監督は山元環。
桜田ひより、水沢林太郎、黒川想矢のほか、堀田茜、近藤芳正、岡部たかしらが出演する。

【感想】
あの夏の鬱屈を宙に解き放つ、青春映画の金字塔!!!!!

まずストーリー。
なお原作小説は未読です。
まず、なんといってもあのコロナ禍の光景。
社会の状況説明は最小限に収めながら
さらに限定的にならざる得なかった教育現場をしっかり描写。
中心点が全くぼやけることのない、ピントの確かさが素晴らしい!
台詞の一つ一つも丁寧で、粒立っていて、本当に吟味を重ねた脚本だと感じました。

そして演出演技。
若手、ベテランいずれも見応えのある座組。
そしてその誰もがほぼ全編マスクをしながらの演技。
それにもかかわらず、表情からその心情が十分伝わってくる。
どれだけ深く役に挑んだか、どれだけの思いで演じたのか、
これもまた素晴らしいとしか言えないものでした。

さて。

思い起こせばあの頃。
世の中はどんどん窮屈になり、
外は疑心暗鬼に溢れ、
時間は止まってしまい、
僕も含めて皆考えることをやめてしまった。。

と、思っていました。
ところがです。

この映画の中にはそんな苦しい、
もっと言えば理不尽な環境の中でも
あきらめず、
前を向き、
やれる事を必死で探し、
他者とのつながりを広げていく
若者たちがいた。

振り返ってあの夏。
何もかも諦めてしまっていた自分、
言い訳ばかりだった日々。
後悔するとともに今の日々を見失わないようにとも感じました。

この映画、あの夏の若者ばかりでなく、大人たちにも捧げられていると思います。
今年の特別な一本、出会えて良かったです。

【評価・つけるとすれば】
4.6です。

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

もちろん「オススメ☆」です♪
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伊東のホテル|伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオン 宿泊プラン一覧
伊東のホテル|伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオン
by alcyon | 映画観た
2025年08月21日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2025年41本目】映画「入国審査」観ました。

【解説・あらすじ】

アメリカでの生活に憧れていたスペイン人のエレナは、パートナーのディエゴと共にグリーンカードの抽選で移民ビザに当選する。
二人はバルセロナからニューヨークへと降り立ち、憧れが現実のものとなることに喜びを隠せずにいたが、
入国審査でパスポートを確認した職員によって別室に連れて行かれる。
状況がつかめずにいる二人だったが、職員から入国の目的などを問いただされ、
ある質問をきっかけにエレナはディエゴに不信感を抱き始める。

アメリカの入国審査を受ける男女の行く末を描くサスペンス。
グリーンカードを獲得してニューヨークに降り立ったスペイン人男女の間に、入国審査が深い溝を生じさせる。
メガホンを取るのはアレハンドロ・ロハス、フアン・セバスティアン・バスケス。
アルベルト・アンマン、ブルーナ・クシらが出演する。

【感想】
現代社会の良心の行方を探る問題作。

まずストーリー。
入国審査、そのシチュエーション一本で押し切る!
密閉空間の特性を十二分に活用したストーリー、
現代性の高さと普遍的な悪意を巧みに織り込んでいて非常に巧み。
尺の短さも相まってスピード感、トルク感もありバランスの良い脚本だったと思います。

そして演技、演出。
「息苦しさ」の表現が多彩で一つ一つのパンチが重め。
徐々に追い詰められていく主演二人が表情の変化だけで演じ分けて行くのも見事。
追い詰めていく審査官側のえげつなさもがっぷり四つ感があり見ごたえ十分。
演技合戦としても楽しめます。

さてさて。
国境を越える、その覚悟は想像はできようとも実感は湧きにくいのですが、、。
今現在も進行形の国際問題の数々、いずれの国にも起こりうる排外主義を想起してしまい、
薄寒く感じたのが本音です。
物語の結末には複雑な想いを持ちましたが、これもまた他山の石。
今の問題として自覚的にならなければと感じる作品でした。

【評価・つけるとすれば】
3.8です。

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

もちろん「オススメ☆」です♪
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伊東のホテル|伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオン
by alcyon | 映画観た
2025年08月05日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2025年38本目】映画「スーパーマン」観ました。

【解説・あらすじ】

普段はデイリー・プラネット社の新聞記者として働くクラーク・ケントは、地球を守るために戦うスーパーマン(デヴィッド・コレンスウェット)として活動していた。
自身の正体を隠しながら生活する彼には、目の前で傷ついている人々を救いたいという願いがあった。
そんな彼の前に宿敵である天才科学者レックス・ルーサー(ニコラス・ホルト)が立ちふさがる。

アメコミヒーローの原点であるスーパーマンを主人公に描くアクション。
地球を守るスーパーマンという自らの正体を明かさず新聞記者として働くクラーク・ケントが、宿敵である天才科学者レックス・ルーサーに立ち向かう。
監督などを手掛けるのはジェームズ・ガン。
デヴィッド・コレンスウェット、レイチェル・ブロズナハンのほか、ニコラス・ホルトらが出演する。

【感想】
正義を行使する苦悩。ヒューマニティを深掘りする新しきスーパーマン!

まずストーリー。

意外にもスーパーマンの内面を深く抉る構成。
テンポもよく、後半に向けての加速感も秀逸。
台詞回しも気が利いています。
現代的な社会情勢もしっかり取り込んであり、かなり挑戦的かつ意欲的な脚本でした。

次に演出演技。

まず特筆すべきは緩みのなさ。
キャラクターはひとりひとりがきちんと粒立っていて魅力的。
アクションシーンも現代的にアップデートされていてアメコミ特有の古くささは皆無。
IMAXで視聴したのですが劇伴のできも素晴らしく手抜きのなさには圧倒されました。

俳優陣も熱演。
主人公スーパーマンと天才科学者の対立構造のエスカレートぶり、熱量はんぱない演技でした。
さらにスーパーマンを取り巻く仲間たちも見せ場多く、これまた熱演。
このあたりは言うことなしの出来映えです。

ただ、

マルチユニバースの設定が今ひとつすっきりしない、
主人公を取り巻くキャラクターはおなじみなんでしょうが、多分原作知らずの僕のようなクラスタにはわかりにくい、

のはとても気になりました。

さて。

この物語のベースにあるのは国際紛争における正義の行使、その倫理性。
今もこの瞬間世界のいたる所で行われている蛮行。
このベースにはいずれも思惑があり、人間の業、欲望が絡んでいる。
対抗するスーパーマンは現実にはおらず、もしいたとしても無垢すぎる、、。

この時代にこの作品をエンターテインメントとして世に出した、アメリカ映画の懐の深さには感服です。
広く多くの人に観られてほしい作品でした。

【評価・つけるとすれば】
3.9です。

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

もちろん「オススメ☆」です♪
↓お読みいただきありがとうございました。宜しければぜひぜひコメント・クリックをお願い致します↓

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by alcyon | 映画観た

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