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アルシオン通信

Alcyon Blog

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2019年11月01日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2019年100本目】映画「ちいさな独裁者」みました。

解説・あらすじ:
第2次世界大戦中の実話を映画化し、成り行きから権力を手に入れた若者の変貌を描いた衝撃作。
ロベルト・シュヴェンケがメガホンを取った。
ナチス将校に成り済ます脱走兵にマックス・フーバッヒャー。
フレデリック・ラウ、ミラン・ペシェルらが出演。

1945年4月。兵士の軍規違反が頻発するドイツで、部隊から逃げてきたヘロルト(マックス・フーバッヒャー)は、廃棄された車両の中で将校の軍服を見つける。
それを身に着け大尉に成り済ました彼は、出会った兵士たちを次々と服従させて「へロルト親衛隊」のリーダーになる。
彼の振る舞いはエスカレートし、やがて大量殺りくに向かっていく。

感想:
実話、だそうです。
権威・権力への盲従や、
疑いながらも損得勘定を張り巡らし同調するもの、
更には利用するもの、
といったファシズムの核心は、まさに「大衆心理」「同調圧力」の根幹。
民主主義の反対語は全体主義、
それは現代の問題であると皮肉るラストシーンにはゾッとするものがありました。
ただ、残念だったのは、キャスティングが今ひとつピシッとハマってない?
主演の方もとても19歳には見えないので、この事件の奥深さには届ききれていないようにも感じました。

【評価点・つけるとしたら】
☆3.5ぐらいです。

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

もちろん「オススメ☆」です♪
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by alcyon | 映画観た
2019年10月30日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2019年99本目】映画「アナと世界の終わり」観ました。

解説・あらすじ:
シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭などで上映された異色のゾンビホラー。
田舎町を舞台に、校舎に取り残された仲間をゾンビから救おうとする女子高校生たちをミュージカル形式で活写する。
監督は短編などを手掛けてきたジョン・マクフェイル。
『スティールワールド』などのエラ・ハントを筆頭に、マルコム・カミング、セーラ・スワイアらが出演した。
凄惨な描写とミュージカルシーンを融合させている。

イギリスの田舎町リトル・ヘブンで父のトニーと2人で暮らす高校生のアナは、世界旅行の資金を稼ごうとアルバイトに励んでいたが、
秘密にしていた旅行の計画をトニーに知られてしまう。

次の日、幼なじみのジョンと登校していたアナはゾンビに遭遇する。
二人はゾンビを撃退した後にクラスメートと合流し、学芸会の準備をしていて校舎に取り残されてしまった生徒たちを救おうとする。

感想:
「ゾンビ+ミュージカル+青春」という着想はお見事。
なんですが、、、。
ゾンビ映画のワリに怖さが足りないし、
ミュージカルのワリにあんまり歌わないし、
青春映画のワリにほろ苦さが足りない。。
優れたアイデアが未消化に終わっている感じがしました。
ちょっと残念!

【評価点・つけるとしたら】
☆3.4です。ライトに見流す分には楽しいかも?です。

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

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by alcyon | 映画観た
2019年10月26日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2019年98本目】映画「芳華-YOUTH」観ました。

解説・あらすじ:
フォン・シャオガン監督が、1970年代の中国を舞台に描くラブストーリー。
軍の歌劇団に所属するヒロインと兵士の青年の数十年の物語がつづられる。
ホアン・シュエンをはじめ、ミャオ・ミャオ、チョン・チューシー、ヤン・ツァイユーらが出演する。

1976年の中国、兵士を慰労・鼓舞する歌劇団、文工団に入団した農村出身で17歳のシャオピン(ミャオ・ミャオ)は、周りとなじめない。
模範兵のリウ・フォン(ホアン・シュエン)だけが彼女の唯一の支えだった。
しかし、ある事件をきっかけに、シャオピンとリウは非情な運命に翻弄されることになる。

感想:
美しい映像、美しい音楽、素晴らしい歌と踊り、の青春群像劇、
若者たちの淡い恋心の行く末を楽しみに鑑賞、、のつもりが!!

・・・・・とんでもない。
とんでもなく骨太の、大河ドラマでした!

もちろん恋や青春に揺れ動く様は本当に美しく、その蹉跌は苦く。
ストーリーは「儚い」なんて言葉で言い表せない、あまりにもむごい展開に。

描かれる「戦争」は本当に本物。
今まで見た映画の中でも超弩級にリアル。
監督の戦争に対する強い憎しみを感じる衝撃の6分間ワンカットは

残酷にすべてを、体だけではなく精神そのものを切り裂いていきます。

 

お話は徐々にゆっくりと、丁寧に進み、そして最後のシーン。

「あああああああ!!!!」

喉が渇くくらいの水分が目から流れ落ちました。。。

モノローグで語られていく彼らの行く末には、
確かに、ほのかに、スクリーンから華の芳りがしたように思います。

「感動」とはこういうことなのか、と確かな実感を憶える、
素晴らしい、凄まじい映画体験でした。

【評価点・つけるとしたら】
☆4.5です!

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

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by alcyon | 映画観た
2019年10月22日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2019年97本目】映画「フロントランナー」観ました。

解説・あらすじ:
実在する政治家ゲイリー・ハートのスキャンダルを描いたドラマ。
アメリカ合衆国大統領候補として期待された主人公が、ある報道によって失脚する。
監督は『マイレージ、マイライフ』などのジェイソン・ライトマン。
『グレイテスト・ショーマン』などのヒュー・ジャックマン、『マイレージ、マイライフ』などのヴェラ・ファーミガ、
『セッション』などのJ・K・シモンズ、『17歳の肖像』などのアルフレッド・モリナらが結集する。
ヒューは本人に会うなど徹底した役作りに臨んだ。

1988年のアメリカは、大統領選挙に沸き立っていた。
コロラド州から選出されたゲイリー・ハート(ヒュー・ジャックマン)は、最有力候補(フロントランナー)として人々の視線と期待を集める。
そんな中、マイアミ・ヘラルド紙が彼に対する一つの疑惑を報じる。
ジョン・F・ケネディの再来と親しまれ、当選は確実視されていたゲイリーだったが、その報道を機に一気に人気を失ってしまう。

感想:
政治のニュースは報道なのかワイドショーなのか?
まあ、現在的には圧倒的にワイドショーなのだろうと感じますが、その元祖的事件を追った映画でした。
僕は政治家には政策も素行も、なにより言葉も必要だと思っていますので、ハートには微塵も同情できず。
また、お話自体も政治を取り扱っているのかはたまたゴシップなのか、どっちつかずの演出で、これもまたあまり共感、没入できず。
有名な事件ですので、その後のTVショーやマスコミの有り様まで含めて、
もっと皮肉たっぷりに、大きな構図で描いてほしかったです。

【評価点・つけるとしたら】
☆3.2ぐらいです。キャストは豪華。

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

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by alcyon | 映画観た
2019年10月21日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2019年96本目】映画「21世紀の女の子」観ました。

解説:
『溺れるナイフ』などの山戸結希監督が企画・プロデュース・共同監督を務めた短編オムニバス。
『少女邂逅』の枝優花、『いつも月夜に米の飯』などの加藤綾佳ら15人の女性監督が集結し、
「自分自身のセクシャリティーあるいはジェンダーが揺らいだ瞬間が映っていること」をテーマに8分以内の短編を撮り上げる。
キャストには橋本愛、朝倉あき、石橋静河、伊藤沙莉、唐田えりか、北浦愛、木下あかり、松井玲奈らが顔をそろえる。

感想:
演劇的台詞回しが独特な芸術映画でした。
処女性だったり、母性と少女性の間のどこまでが少女かといったことに深くスポットを当てています。
同時に孤独が醸す美しさやつながりの危うさ、ゆらぎみたいなものも15作品共通のテーマ。
この映画、8分の短編×15作品、総じて感じるのは深い映画愛そのもの。
大森靖子のテーマソングも秀逸だったと思います。

【評価点・つけるとしたら】
☆3.7です。
「世間」の評価は低いみたいですが、、僕は好きな映画でした♪

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
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☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

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by alcyon | 映画観た
2019年10月18日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2019年95本目】映画「ブラック・クランズマン」観ました。

解説・あらすじ:
スパイク・リーがメガホンを取り、第71回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した実録ドラマ。
1970年代末のアメリカを舞台に、2人の刑事が過激な団体で潜入捜査する。
ジョン・デヴィッド・ワシントン、アダム・ドライヴァーらが出演する。

アメリカ・コロラド州コロラドスプリングスの警察署に、
初の黒人刑事として採用されたロン・ストールワース(ジョン・デヴィッド・ワシントン)は、

捜査のために電話で白人至上主義団体KKK(クー・クラックス・クラン)のメンバー募集に応募する。
黒人であることを隠して差別発言をまくし立てた彼は、入会のための面接に進み、
彼の代わりに白人の同僚刑事フリップ・ジマーマン(アダム・ドライヴァー)が面接に向かう。

感想:
さすがスパイク・リーの意欲作!でした。

1970年代に実際に潜入捜査をした黒人捜査官の実録小説に基づくお話とのことです。
非常にメッセージ性の強いテーマながら、映画の本筋は黒人と白人の警官コンビの熱血バディームービーの手法が取られていました。
結果、非常にバランス良く「差別・反差別」の構造や、「正義という概念」の危うさが表現されていたように思います。
また、繰り返される「アメリカ・ファースト」は今も昔も変わらない、危険な幻想であることにも強烈な批判精神で挑んでいます。
強いて言うなら、白人警官の葛藤的な部分ももうちょっと丁寧に、アダム・ドライヴァーにもっと見せ場を!とは思いましたが^^;

【評価点・つけるとしたら】
☆3.8です。同時期に公開されていた「グリーンブック」との対比も激論を生みそうです。合わせて是非!

ちなみに
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2019年10月17日

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kazu_R

【観た/2019年94本目】映画「アニアーラ」観ました。

解説・あらすじ:
ノーベル文学賞受賞作家、ハリー・マーティンソンの小説「アニアーラ」を原作にしたSFドラマ。
事故によって宇宙をさまようことになった巨大宇宙船の行く末を映し出す。
監督はペッラ・カーゲルマンとフーゴ・リリヤ。
エメリー・ヨンソンをはじめ、『100歳の華麗なる冒険』などのビアンカ・クルゼイロ、
『ミレニアム2 火と戯れる女』などのイェニー・シルフヴェルヘルムらが出演する。

宇宙船アニアーラ号は、火星への移住者8,000人を乗せ、放射能に汚染された地球から飛び立った。
だが事故で燃料がなくなり、軌道から外れた上に修理ができなくなる。
宇宙をさまよう中、乗客たちは人間の感情を治癒・制御する人工知能MIMA(ミーマ)に依存し絶望から逃れようとする。
しかし、MIMAは限界を超え自爆してしまう。
5年後、アニアーラ号の前に槍の形をした巨大な物体が出現する。

感想:

荒んで行く船内の様子がまるで汚染されていく地球の縮図。
享楽と宗教の関係性、醸成されていく政治腐敗、独裁などはこれもまた社会の縮図。

ただ、船長の「独裁」はそのカリスマや狂気が薄く?

そして何より人類の特徴、「派閥化」や「階級化」、「経済格差」や「紛争」の表現がほとんどない?
あえて描かなかったのかもしれませんが、ちょっと腑に落ちない感もありました。

残された「火星」が地球人にとってユートピアだったのかディストピアだったのかも気になるところです。


荒涼とした余韻に含みをもたせる、何とも哲学的な映画でした。

【評価点・つけるとしたら】
☆3.6です。派手なSFとは一線を画く、実験的社会派ドラマでした。

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
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2019年10月16日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
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【観た/2019年93本目】映画「ねことじいちゃん」観ました。

解説・あらすじ:
ドキュメンタリー番組「岩合光昭の世界ネコ歩き」などで知られる動物写真家・岩合光昭の映画初監督作。
ねこまきの人気コミックを基に、猫と暮らす70歳の元教師が、親しい友人の死や自身の体の不調などに直面するさまを描く。
周囲から頼られる存在だが家では猫の言いなりな元教師を、映画初主演となる落語家の立川志の輔が演じる。
ヒロインは柴咲コウ。

2年前に妻を亡くした70歳の大吉(立川志の輔)は、友人たちに囲まれ、
飼い猫のタマの散歩と妻が残したレシピノートの作成が日課の自由気ままな生活を楽しんでいた。
だが、親しい友人が亡くなり、自身の体にも変調を覚えた矢先、タマがどこかに行ってしまう。

感想:
動物写真家・岩合光昭さんの監督作。写真展、観に行ったことがあり、大変興味深く鑑賞しました。
流石に猫の可愛らしさ、風景の美しさを撮らせれば超一流!
カワユイ、カワユイ、カワユイ!の連続です!
主人公猫たまの演技は圧巻です!
人間キャストも立川志の輔さんに小林薫、柄本佑など豪華絢爛!
ただ、残念ながら、お話はすこし単純で、先々読める展開、面白みや深みはあまり感じませんでした。
(劇伴とか、せっかくだからもっとお金かけても、、、。)

また、志の輔さんあたりは「おじいちゃん」と呼ぶには相当にアクティブ感があり、十分「若く」感じました。

【評価点・つけるとしたら】
☆3.5です。
あくまでも猫好きのための猫映画、僕は猫好きなのでまあまあ満足です!

ちなみに
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2019年10月15日

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【観た/2019年92本目】映画「記者たち」観ました。

解説・あらすじ:

イラク戦争のさなかに真実を追い続けた実在のジャーナリストたちを描く実録ドラマ。
ジョージ・W・ブッシュ政権下で奔走した記者たちを、『スリー・ビルボード』などのウディ・ハレルソン、
『X-MEN』シリーズなどのジェームズ・マースデン、『ハリソン・フォード 逃亡者』などのトミー・リー・ジョーンズが演じるほか、
ジェシカ・ビール、ミラ・ジョヴォヴィッチらが共演。
ロブ・ライナーがメガホンを取った。

2002年、アメリカのジョージ・W・ブッシュ大統領は大量破壊兵器の保持を理由にイラク侵攻に踏み切ろうとしていた。
アメリカ中のメディアが政府の情報を前提に報道する中、
地方新聞社を傘下に持つナイト・リッダー社ワシントン支局の記者、
ジョナサン・ランデー(ウディ・ハレルソン)とウォーレン・ストロベル(ジェームズ・マースデン)は、

その情報に疑念を抱き真実を報道するため取材を進める。

感想:
「スタンド・バイ・ミー」の名匠ロブ・ライナーが自ら出演まで!の骨太社会はドラマ!
キャストも超豪華!ウディ・ハレルソンが出ていると大体良い映画なので安心!

作品自体は権力者の不実に抗う記者たちの、誠実な物語は同じく戦争の不義を問う「ペンタゴン・ペーパーズ」と相似形。
小さなファクトを積み重ね、情報提供者の正義の心を揺さぶる様は、
まさに報道とは政府の「広報」ではなく「権力の監視」なのだという強い主張、曲がらない「正しさ」があったように思います。

過去の失敗から何を学ぶのか、それとも繰り返してしまうのか、守るべきものはなんなのか?
これはアメリカのみならず、どこの世界、どんなコミュニティにも通じる他山の石。
それでも戦争は始まってしまい、多くの犠牲を出した事実がほろ苦い作品でした。

【評価点・つけるとしたら】
☆3.7です。
惜しむらくは作品の尺がちょっと「短い」。
もっと長くて重厚であってもぜんぜん大丈夫だったと思いました。

ちなみに
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by alcyon | 映画観た
2019年10月13日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2019年91本目】映画「半世界」観ました。

解説・あらすじ:
『十三人の刺客』などの稲垣吾郎が主演を務めるヒューマンドラマ。
炭焼き職人として生きる男が旧友との再会をきっかけに自身を見つめ直す。
メガホンを取るのは阪本順治。
長谷川博己、池脇千鶴、渋川清彦のほか、小野武彦、石橋蓮司らが共演する。

とある地方都市。
山中にある炭焼き窯で、炭焼き職人として備長炭を製炭する39歳の紘(稲垣吾郎)は、
帰郷してきた中学時代からの友人である元自衛官の瑛介(長谷川博己)と再会する。
彼の一言を契機に、紘は父親から何となく継いで炭焼きの仕事をこなし、
仕事を理由にして家庭のことを妻・初乃(池脇千鶴)に任せていたことに気付く。
さらに別の同級生・光彦(渋川清彦)からは、息子の明に対して無関心だと言われてしまう。
紘は仕事や家族に向き合おうと決意する一方、瑛介の苦悩を知ることとなる。

感想:
稲垣吾郎、恐るべし、、。
「十三人の刺客」のときの凄みも素晴らしいと思いましたが、この「半世界」での豊かな演技には絶句しました。
お話は「喪失感」や「父性」「家族観」が骨格で、そこに代えがたい友情が絡む、骨太構造。
事業承継の心情描写が今の僕にはきつい。どうしても父親のことを思い出してしまいました。

これからどれだけ新しい風景を見つけることができるだろうか。

これからどれだけ懐かし風景を見つめることができるだろうか。

「半世界」の意味も二重三重に心に深く響きました。

我が「半世界」の振り返りになる一本だったようにおもいます。

【評価点・つけるとしたら】
☆4.1です!
これは観るべき映画です!
惜しむらくは稲垣吾郎はかっこよすぎて、ボロい服でもかっこよい。

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