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アルシオン通信

Alcyon Blog

2024年01月21日

【観た/2024年03本目】映画「きっと、それは愛じゃない」観ました。**伊豆・伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンオーナーのBLOG

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2024年03本目】映画「きっと、それは愛じゃない」観ました。

ロンドンを舞台に、結婚観の異なる幼なじみの男女を描くラブストーリー。
ドキュメンタリー監督の女性が、親が選んだ相手との結婚を考えている友人を撮影する。
メガホンを取るのはシェカール・カプール。リリー・ジェームズ、シャザド・ラティフのほか、シャバナ・アズミ、エマ・トンプソンらが出演する。

ドキュメンタリー監督のゾーイ(リリー・ジェームズ)は、幼なじみで医師のカズ(シャザド・ラティフ)と久しぶりに再会し、彼が見合い結婚をすると聞いて驚く。
興味を持った彼女は、カズの結婚までの道のりを次回作として撮影することを決める。
ゾーイがなかなか運命の相手と出会えずにいる一方で、オンラインで見合いをして婚約までできたと報告するカズに対し、
ゾーイは自分がある感情を抱いていることに気づく。

【感想】
恋が、愛が国境、文化を越えていく!。美しく、かわいらしいラストは必見!

まずストーリー、脚本について。
ベタベタのラブストーリーを大いに期待していたのですが全然違う!
宗教的慣習における家族愛と自由社会における恋愛を交差させながら、グイグイとトルクの効いた推進力。
そこに仕事と結婚の意味を鋭く打ち込む、骨太感は秀逸。
台詞回しの表現もシンプルながら洒落ていて、イギリス、ロンドン、マルチカルチャーという枠を越えた共感を呼ぶ作り。
これはお見事としか言い様がありませんでした。

次に演出や演技。
とにかくリズムが心地よく、軽やかなピアノJAZZ、あるいはポップスを聴いているかの様。
役者陣の軽妙で、それでて芯の通った演技も見応え十二分。
重要な伏線の貼り方が若干あざとく感じましたが許容範囲。
なにより最後の着地点、あのラストシーンのかわいらしさ、美しさ。
ネタバレは避けますが、ここだけでも必見です。

さてさて。
この映画、本当に思い当たる節が多くて、。

幼さ故に気づかなかったこと。
成熟が邪魔をすること。
理解が及ばないことに対する自己防衛。
なにより「愛」の難しさ、、。

コントロールしがたいものが多すぎて、
可視化されるとこんなにも共感してしまう。

本当に生きる、生活するとはアイデンティティを見つける旅路なのだなあと強く感じることができた作品でした。

【評価・つけるとすれば】
4.2です。

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

もちろん「オススメ☆」です♪
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by alcyon | 映画観た
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