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アルシオン通信

Alcyon Blog

2024年01月20日 の投稿
2024年01月20日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2024年02本目】映画「カラオケ行こ!」観ました。

和山やまの漫画を実写映画化。
とある事情から歌がうまくなりたいヤクザと、彼の歌の指導をすることになってしまった中学生の交流を描く。
山下敦弘がメガホンを取り、野木亜紀子が脚本を担当。
中学生に歌の指導を頼むヤクザを綾野剛、
彼に歌を教える中学生をオーディションで抜てきされた齋藤潤が演じる。

合唱コンクールの強豪校・森丘中学校合唱部部長の岡聡実(齋藤潤)は、ある雨の日、ヤクザの成田狂児(綾野剛)から突然カラオケに誘われる。
狂児は組主催のカラオケ大会で最下位になった者への罰ゲームを回避するため、何としても歌がうまくなりたいと言い、聡実に歌の指導を頼み込む。
不本意ながらも狂児に歌のレッスンを行う聡実だったが、やがて二人の間に奇妙な友情が芽生えていく。

【感想】
思春期と成熟が見事に交差する、おそらく2024年を代表するであろう本格ジュブナイル!!

まずストーリー、脚本。
原作は一応既読だったので意表を突かれることもない、はず。。。
なのにグイグイと引き込まれる台詞回し。
言葉数は多くも少なくもなく、ボキャブラリーも的確。
ちょっと毒のあるところも原作を崩さず、それでいてオリジナル感もあり。
楽しい!と素直に感じるストーリー展開でした。

そして演出、演技。

まず綾野剛さん。
カラオケがテーマの映画ですので歌唱が必須。
うますぎても下手すぎてもだめなところ、見事なまでに上手い寄りの下手。(超褒めてます)
このアプローチは相当難しかったはずなのでもう拍手しかありません。

主演の斎藤潤さんも綾野さんにがっぷり、負けない熱演。
思春期独特の「ものを知らない」危うさや、純粋さをきっちり以上に表現しきっていて、
監督も相当手応えを感じたはず。
今後も楽しみなライジングスターを発見した喜びに浸れます。

音楽映画なので選曲も大事、映画全体のリズムも大事。
これも全く問題なし。
カラオケシーンは楽しいし、映像も含めたテンポもよいし、中だるみも感じない。
コンパクトで引き締まった作劇はとても好感が持てました。

さて。
思い起こせばあの頃。
15歳前後の記憶は意外と鮮明で。
特に「大人の扱い」には四苦八苦していたのを思い出します。

そんな大こじれの日々、フラットに扱ってくれた「あの人」の暖かさ。
苦しさを素直に打ち明けられた「あの日」の尊さ。
今の僕がもしちゃんとした大人であるならば、あの日、あの関わりこそが礎。
感謝とともに、大人の意味を考える、よいきっかけとなりました。

自分の過去と現在を見事につないでくれる映画。
特別におすすめです!

【評価・つけるとすれば】
4.3です。

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

もちろん「オススメ☆」です♪
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伊豆の四季やイベント、グルメ情報などを中心に、時々は好きな映画や本などのこともUPしていきます。
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