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アルシオン通信

Alcyon Blog

2023年12月 の投稿
2023年12月31日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【2023年映画鑑賞総まとめ&ベストテン】です。
まずは全リスト!!

NO タイトル 評価 メモ
1 犬王 3.9 迫力のある映像、音楽だったが、、楽曲の手数や振切りが今ひとつ。
2 ボイリングポイント 3.7 あるあるがつまっていて胸が痛い!
3 死刑に至る病 3.9 終始ヒリつく展開。もう一つ山場が欲しい。
4 ベルファスト N
5 ザ・メニュー 3.8 情熱の向こう側の狂気、さらにその向こうに突っ走る、密室サイコスリラー!
6 私はいったい、何と闘っているのか 3.8 シュールとハートウォーミングを絶妙なさじ加減で混ぜ合わせた正統派お仕事系家族ムービー!
7 キングメーカー・大統領を作った男 4 見応え十分!光と影、明と暗のコントラストを見事に捉えた重量級ポリティカルムービー!
8 ナワリヌイ 4 フィクション?いやこれこそノンフィクション!闇を闇のままで留めておけない人々の勇気の結晶!
9 成れの果て 3.6 心の傷を抉って、掘り起こし、さらに傷つけていく。心の闇をそのまま映し出したヒューマンホラー!
10 そして僕は途方に暮れる 3.9 逃げて逃げて逃げ続ける。果たしてそれは本当に悪いことなのか。鬱屈した社会に波紋を呼ぶ怪作!
11 RRR 4.2 3時間の尺がせいぜい体感20分!徹底的に心が燃える、インド映画の底力!
12 クーリエ N 2回目。WPのため鑑賞。
13 アバウト・タイム N 恒例3回目。やっぱり感動した。。
14 極主夫道THEMOVIE N お気楽に観た。特に感想なし。
15 ちひろさん 3.7 日常が、平凡が、貴重で愛おしい。孤独の意味を再設計するヒューマンストーリー。
16 BLUE GIANT 4.1 スクリーンから飛び散る音が、汗が、胸を穿ち、頬を濡らす。音楽映画の一つの確かな到達点!!!
17 別れる決心 4.1 美しいすぎる映像、そのすべてが人の心を精密にあぶり出す。これぞパク・チャヌク!!!
18 愛なのに 4 真っ直ぐな、正直すぎる愛をこれまたド直球で描く、豪速球ラブストーリー!
19 (500)日のサマー N もう何回目かわからない。WPのため鑑賞。
20 ベネデッタ 4 信仰の奇跡と悪の病理が交錯する、意欲作かつ問題作!
21 モリコーネ 4.4
22 シン仮面ライダー 3.4 仮面ライダーリテラシーを問われる問題作!
23 The Son 3.9 ちょっとBLOG を書く心境になれない、辛い作品。
24 チョコレートドーナツ N WP用に鑑賞。
25 猫は逃げた 3.8 猫も逃げるわー、逃げたくなるわー。。
26 ハケンアニメ! 4.2 仕事。その真髄を抉って抉ってさらけ出す、働くすべての人に捧げる新しいアンセム!
27 ベイビーわるきゅーれ2ベイビー 4 グダグダまったりからのーキレッキレすぎるアクション!!!!
28 ロスト・ケア 4.5 これはもはやフィクションにあらず。誰にでも起こりうる映画の外側、現実の物語。
29 神々の山嶺 4 「そこに山があるから」という、シンプルな言葉の持つ狂気!
30 マルモイ 4.1 対話とはまず「受け止める」こと。そんな基本の基本を今日の世界に知らしめた傑作!
31 赦し 3.8 法律は誰を赦すのか。救いの意味を問いただす意欲作。
32 聖地には蜘蛛が巣を張る 4 これは果たしてイスラム国家の問題なのか。正義の暴走の行方から目を逸らせない、我が身事として振り返るべき問題作!
33 ザホエール 4.2
34 殺人の追憶 WP用に鑑賞。
35 永い言い訳 WP用に鑑賞。
36 AIR 4 これぞ正統派!由緒正しきお仕事ムービー!!
37 7番房の奇跡
38 ケイコ目を澄まして 4 静謐な街並みに響く、ささやかなリズム。「生活」を再定義する熱い物語。
39 最後まで行く 4 これぞ、日本ノワールの標準点!暗闇を切り裂く痛快アクション映画!
40 TAR 3.8 権力とエゴイズムを強すぎる音圧で奏できる、サスペンス?いや、これは多分ホラー。
41 最後まで行く・韓国版
42 アフターサン 4.7 愛することの苦しみを見事に映し出した、控えめに言っても大傑作映画。
43 ウーマントーキング 4.1 未来は希望だけではない。それでも進む。決断の苦しみと実行の勇気を現代社会に突きつける意欲作!
44 怪物 4.2 旧態とした価値観を見事なまでに嘲笑う、新しきジュブナイル映画!
45 アートのお値段 3.7 モノの価値を如何に測るか。芸術と金の関係をあからさまに追うドキュメンタリー。
46 はりぼて 4.2 社会の木鐸、第四の権力。マスコミ、報道ははたして機能するのかを厳しく問いただす意欲作。
47 パーフェクトドライバー 3.9 韓国映画がカーチェイスをやるとこうなる!痛快さが光る、アクション快作!
48 君たちはどう生きるか 3.7 宮崎駿、これが最後作?ファンへの感謝と衰えぬ意欲が交錯する生命賛歌!
49 青いカフタンの仕立て屋 4 カフタン。青。その尊さが、気高さが心を貫く。伝統の中に普遍の今が輝く傑作。
50 クロース 4.3
51 リバー、流されないでよ 4 まだこの手があった!伝統とSFが見事に交差する軽快コメディ!
52 世界のはしっこ、小さな教室 3.9 教育が導くのは貧困からの脱出ばかりではない。問いただされるのは我が身であるを痛感!
53 サニー・永遠の仲間たち
54 ショーシャンクの空に
55 バービー 3.8 まず観て、一度胸に手を当ててみる。。。
56 三島由紀夫vs東大全共闘
57 グラン・トリノ 2回目。WP予習として。
58 ヒトラーのための虐殺会議 3.8 これは決して「凡庸な悪」ではない!!絶対に目をそらしてはいけない「本物の悪」だ!!
59 シャイロックの子供たち 3.8 強欲と良心のせめぎあい!表も裏も暴き出すノンストップ金融エンターテイメント!
60 アキラとあきら 3.8 感情が数字を超えていく胸熱映画!
61 水は海に向かって流れる
62 キングダム2
63 渇水
64 ウーマントーキング 2回目。WP予習として。
65 アリスとテレスのまぼろし工場 4 閉塞と解放。どちらも愛おしい、純度の高い物語。
66 夜が明けたら、一番に君に会いに行く 3.8 穴だらけの構成、褒められない演技。それでも惹かれてしまう、ピュアなラブストーリー!
67 ジョンウィッグ4 3.7 究極のまだ先があった!濃密、ノンストップ、息継ぎ無用のガンアクション!
68 サーチ2
69 コカイン・ベア 3.6 正真正銘、ど真ん中のB級スリラー。
70 福田村事件 4.4 監督・森達也の確信犯的作家性が「歴史」を借りて「今」を断罪!
71 バーナテッド ママは行方不明 3.9 笑う、泣く。シンプルな感情が不器用に溢れる。家族と自分、社会と個人の関係を鮮やかに描き出す人間賛歌。
72 ダンサー・イン・PARIS 3.9
73 まなみ100% 4.3 甘くて苦い。青春の始まりから終わりまでがきっちり詰まった本物のジュブナイル!
74 ムーンライト WP用
75 北極百貨店のコンシュルジュさん 4.1 サービスに携わるすべての人に、希望と勇気を!前を向く力を与えてくれる至極のチアアップムービー!
76 3.7 「本当のところ、どう思ってる?。」人間の業、その罪をあぶりだす問題作!
77 グリーンバレット 3.9 アクション映画の「シン・標準点」。緊張と緩和が生み出すのは笑いだけじゃない!!
78 SISU 3.9 合理性?それって大事?何もかも忘れて「不死身」に酔いしれる90分!!
79 愛にイナズマ 4.4 「演技力日本代表」が冷淡な世に「愛と真実」を問う、渾身の会話劇!
80 ゆとりですがなにか
81 宇宙人のあいつ
82 西北西
83 ロスト・イン・トランスレーション
84 ヴィレッジ 3.8 自然豊か、美しい田舎で子供を育てたい方必見!「身に覚えのある」パラレル・ストーリー!
85 NOPE WP用
86 クレージークルーズ
87 BTS Yet to Come WP用
88 ポーラー・狙われた暗殺者
89 パーフェクト・デイズ 4.5 this is ヴィム・ヴェンダース、best of 役所広司!
90 3.7 北野映画の真骨頂でもあり、限界点でもあり。

 

【ベストテン】

 

1 Aftersun/アフターサン
2 ロストケア
3 パーフェクトデイズ
4 福田村事件
5 モリコーネ
6 愛にイナズマ
7 クロース
8 まなみ100%
9 ザ・ホエール
10 怪物

でした。

今年はあまり見れませんでしたがそれでも、「アフターサン」は生涯ベストテン級でしたし、「まなみ100%」あたりは刺さる人には刺さる!!。

全部で90本、2023年は、もう少し、後10本は観たいです♪

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

もちろん「オススメ☆」です♪
↓お読みいただきありがとうございました。宜しければぜひぜひコメント・クリックをお願い致します↓

伊東のホテル|伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオン 宿泊プラン一覧
伊東のホテル|伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオン
by alcyon | 映画観た
2023年12月29日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2023年90本目】映画「パーフェクトデイズ」観ました。

【解説・あらすじ】
ヴィム・ヴェンダース監督と役所広司が組んだヒューマンドラマ。
東京・渋谷の公衆トイレ清掃員の何げない日常を映し出す。
柄本時生のほか、麻生祐未、石川さゆり、田中泯、三浦友和らがキャストに名を連ねる。
第76回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品された。

東京・渋谷でトイレの清掃員として働く平山(役所広司)は、変化に乏しいながらも充実した日々を送っていた。
同じような日々を繰り返すだけのように見えるものの、彼にとっては毎日が新鮮で小さな喜びに満ちている。
古本の文庫を読むことと、フィルムカメラで木々を撮影するのが趣味の平山は、いつも小さなカメラを持ち歩いていた。

【感想】
This is Wim Venders!!!! The best of Yakusho Kouji!!!

まずストーリー。
規則正しく、静謐に生きる一人の男性を軸に、少しづつ少しづつ多様な人間模様を織り込んでいく構成。
多弁にならず、情報少なめに抑え、あくまでもオフビート。
静かに深く、味わい深い、ビンテージのワインのような口当たりです。

そして演出、演技。
まず驚くのはその圧倒的な清廉さ。
トイレが舞台だったり、町並みや住まいが古いのに、臭みのない、埃のない映像美。
この土台に日本を代表する俳優陣が骨格を作り、血肉を通わせていく。

狂言回し的に話に躍動感を与えていく若手。
トルクの効いた重厚感を物語に加えていくベテラン陣。
彩りとはまさにこのことと感じました。

何より、おそらくは今作がキャリアベストの演技、役所広司さん。
正直多作すぎて、役を選ばなすぎる、、、、と感じ、薄い演技もするとすら思っていたのですが、
今作では俳優としての技術、間の取り方だったり、表情だったりが際立つ演技。
特にラストは必見、まったくどんなメソッドなのか、あれはすごすぎる、、。
とにもかくにも僕が見た中ではベストオブベスト。
世界的名監督がこの演技に賭けてきたのが当然に思える仕上がりでした。

さて。

決まった時間に目を覚まし、
身支度を調え。
仕事に勤しみ、
休暇の喜びを噛みしめる。

そんな平凡な日常のなかで僕らは
小さな変化に翻弄され、
すくなからず悩み、
抱えきれない喜怒哀楽を無理矢理飲み込んでいたりする。

パーフェクトな「日々」なんてどこにもないが、
パーフェクトじゃない「日々」もどこにもない。

「日々」はこんなにも愛おしい。

矛盾しているけれどそんな気持ちになりました。

2023年の最後に今年を代表する作品に出会えたと感じます。
ありがとう、ヴィム、thank you kouji!!

【評価・つけるとすれば】
4.5です。

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

もちろん「オススメ☆」です♪
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伊東のホテル|伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオン 宿泊プラン一覧
伊東のホテル|伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオン
by alcyon | 映画観た
2023年12月28日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2023年89本目】映画「首」観ました。

【解説・あらすじ】
北野武監督が自身の小説を原作に、本能寺の変を描く時代劇。
北野監督が脚本などのほか羽柴秀吉役も務め、天下取りを狙う織田信長、徳川家康、さらに明智光秀ら戦国武将たちの野望を映し出す。
西島秀俊、加瀬亮のほか、中村獅童、浅野忠信、大森南朋、遠藤憲一らがキャストに名を連ねる。

天下統一を目指す織田信長(加瀬亮)が毛利軍、武田軍、上杉軍、さらには京都の寺社勢力と激戦を展開する中、
彼の家臣である荒木村重(遠藤憲一)が反乱を起こして姿を消す。
信長は明智光秀(西島秀俊)、羽柴秀吉(ビートたけし)ら家臣に村重の捜索を命じるが、
天下取りをひそかに狙う秀吉は、弟の羽柴秀長(大森南朋)、黒田官兵衛(浅野忠信)らと策を練る。

【感想】
これぞ北野武!いや、ビートたけしか?もしかすると集大成的な歴史大作!

まずストーリーとか脚本とか。
歴史物、しかも誰もが知っている「本能寺の変」。
いかにオリジナルの解釈を加えるか、勝負所でしたが、ここは流石の北野流。
しっかりと「ああ、そうだったかも!」と思わせる説得力。
台詞の一つ一つも粒たっていて一定の安定感があります。

そして演出とか演技とか。

まず前半から中盤にかけてです。

展開のスピード感。
絵作りの質量の大きさ、リアル感。
俳優一人一人のキャラクターの作り込み。
外れなし、外しなし、隙のない陣容でした。

一転して後半。

同じネタの擦りの多さ。
画面から退場時のキャラの単調さ。
なにより、「ビートたけし」のなんとも言いがたい既視感。
緊張感が緩み、前半とは別の映画を見ているかのよう。。

さて。
天下取りたいとか思ったことはどのジャンルにおいても一度も考えたことないのですが。
それでもなんとなくは向上心の行く末、トッ・プオブ・トップの狂気に触れると、
やはり影響されて、「何かが崩れる」かのような体験はしたことがあり。
一定以上の恐怖は快感に変わるのだと思うと背筋が凍ります。
これって形変われば現在形、自分を見失わないように、身の程を知るようにと戒めに感じる一本ではありました。

【評価・つけるとすれば】

3.7です。

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

もちろん「オススメ☆」です♪
↓お読みいただきありがとうございました。宜しければぜひぜひコメント・クリックをお願い致します↓

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伊東のホテル|伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオン
by alcyon | 映画観た

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こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
伊豆の四季やイベント、グルメ情報などを中心に、時々は好きな映画や本などのこともUPしていきます。
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