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アルシオン通信

Alcyon Blog

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2016年04月05日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。

kazu_R

【観た】
「紙の月」をDVDでみました。

監督:吉田大八
主演:宮沢りえ

2014年の邦画です。原作は直木賞作家・角田光代の長編小説。未読です。

【ストーリー】
バブルがはじけて間もない1994年、銀行の契約社員として働く平凡な主婦(宮沢りえ)は綿密な仕事への取り組みや周囲への気配りが好意的に評価され、上司や顧客から信頼されるようになる。
一方、自分に関心のない夫との関係にむなしさを抱く中、年下の大学生(池松壮亮)と出会い不倫関係に陥っていく。
逢瀬を重ねていくうちに金銭感覚が麻痺してしまい、顧客の預金を使い始めてしまう。横領する額は日増しにエスカレートし、贅沢もブレーキが効かない。
そんな折、同僚(小林聡美)が銀行内で不自然な書類の不備が続いていることを不審に感じ始めていた、、、。

【観るきっかけ】
マダムが借りてきたので一緒に見ました。「桐島部活やめるってよ」の吉田監督の作品というのも興味がありました。

【良くなかった点】
宮沢りえが池松壮亮に惹かれていくのが急展開すぎてついていけませんでした。
また逃走シーンからラストまでが、これまた急展開すぎてリアリティを感じませんでした。

【良かった点】
ばれる、ばれないのサスペンスは相当ヒリヒリしました。
池松壮亮の演技力はさすがでした。こういう「脱げる」俳優さん、最近では珍しいのではないかな?

【評価点・つけるとしたら】
☆2.5です。

確かに俳優さん・女優さんの演技は素晴らしいのですが、肝心なところの描写が急すぎて乗りきれないというか煮え切らないというか・・・。

ちなみに
☆1・2 ・・金返せ
☆3 ・・・劇場で観る価値有り 好き嫌いは分かれそう
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です 

もちろん「オススメ☆」です♪

↓お読みいただきありがとうございました。宜しければぜひぜひコメント・クリックをお願い致します↓

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伊東のホテル|伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオン
by alcyon | 映画観た
2016年03月09日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。

kazu_R

今日は一日東京出張でした。汗ばむ陽気で上着が邪魔でしたね~。

【観た】
『サウルの息子』観ました。
 監督:ネメシュ・ラースロー
 主演:ルーリグ・ゲーザ
 2015年配給のハンガリー映画です。

【ストーリー】
1944年10月、ナチスによるホロコースト(「主に」ユダヤ人の大量虐殺 ※実際にはロマも含まれるそうです)が猛威を振るっていた時代。
アウシュビッツ=ビルケナウ収容所には連日「大量の」ユダヤ人が運ばれてきていた。
主人公のサウルはハンガリー系のユダヤ人で、「ゾンダーコマンド」(同胞であるユダヤ人の死体処理に従事する特殊部隊)として強制労働させられていた。
ある日サウルはガス室で生き残った「息子とおぼしき」少年を発見する。
少年はサウルの目の前ですぐさま殺されてしまう。
サウルはユダヤ教の教義にのっとって手厚く埋葬してやろうと、収容所内を奔走する。
そんな中ゾンダーコマンドたちの間にはレジスタンスの計画が膨らみ、破裂寸前になっていた。
極限状況に置かれた人間の2日間を描いた感動作、じゃなくて衝撃作。

【観たきっかけ】
カンヌのグランプリ作でアカデミーの外国語映画賞。(→こういうウリ文句に弱いんです。。。)
有楽町でやっていて、開演時間もちょうど良かったので。

【先に良くなかった点】
・そんな気軽に見るような映画じゃなかったです。
・予備知識がないと何が起こっているのか全然わからない。パンフレット買って読み込んで、wikiとか確認しないとホロコースト物初心者には厳しい作風です。
・画面が揺れる、軽い船酔い状態に。。
・「感動作」との触れ込みだったが感動できるポイントゼロ。

【良かった点、と言うか感想】

・主人公が全然まばたきしない。圧倒的な絶望感のなか、自分を究極まで殺し粛々と「仕事」に勤しむ姿は狂気そのものでした。
・「息子の存在」自体が狂気そのもの。ユダヤの教義へのこだわりも狂気の深みへの道程でしかないです。
・画面がいい感じで狭い。映像体験としてとても新しいです。
・音が怖い。様々な言語が飛び交い、混沌とした恐怖が劇場を包んでいるようでした。
・説明的な情報がほぼ皆無。「画面の向こう側」でいろんな事が起こります。

なんといってもこの映画がハンガリーで作られたということ、ゾンダーコマンドという視点で描いたことに大きな意味を感じました。
ハンガリーはナチスドイツに同調し多くのユダヤ人をアウシュビッツに送り込んでいます。
当事者としてどうなのか、血が滴るような嫌な匂いを感じたんじゃないでしょうか。
はたして戦後70年は昔の話なのか、忘れていいほど昔の話なのか、とも考えずにはいられませんでした。

また、あとでパンフレットで確認してわかったのですが、アウシュビッツの記録は恐ろしくナチスドイツに握りつぶされていて、
ほんの僅かしか残っていないそうです。
この映画ではゾンダーコマンドたちが命がけで手に入れた「紙」に記録を記したものや写真が発掘されたりしたものがベースになっていて、
「そこで何が起こっていたのか」に重みを増しているように思いました。

僕は普段、邦画洋画とわず、戦争もの(ホロコースト物含む)はほぼ観ません。※理由は有るんですがここでは多くは語りません。
が!この映画では普段やだなー・・と思っている要素がなく、最後まで引き込まれてみていられました。

何しろ重い映画で、とても2回見ようとは思いません。
万人受けはしないと思いますが、2016年を代表する、歴史的な一本なことは間違いないと思います。

 

【評価点、つけるとしたら?】

☆4.0 です。嫌いな人は全然だめそうですが必見だと思います。

ちなみに
☆1・2 ・・金返せ
☆3 ・・・劇場で観る価値有り 好き嫌いは分かれそう
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です 

 

もちろん「オススメ☆」です♪

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伊東のホテル|伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオン
by alcyon | 映画観た
2016年03月03日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。

kazu_R

今日も1日晴れの伊豆高原でした。ぽかぽか陽気の日が続きますが、花粉も・・・(;_;)。
僕も今年から辛くなりました・・。

【観た】
『テッド』を観ました。(監督:セス・マクファーレン 主演・出演:マーク・ウォールバーグ、ミラ・キュニス、セス・マクファーレン 2012年配給)

【ストーリー】
1985年のボストン郊外。ジョン・ベネット少年はテディベアのテッドをかわいがり、命が宿るように祈るとそれが叶う。

テッドは「生きているぬいぐるみ」としてマスコミに取り上げられ、国民的キャラクターとして一世を風靡。
しかし年と共に中年になり、落ちぶれ、酒と女とマリファナ漬けの日々を送っていた。

一方、35歳になったジョンはレンタカー屋の従業員になり、支店長昇進の話が出るも仕事に身が入らない。
休日にはテッドと共にマリファナを回し飲みし、子供の頃のように『フラッシュ・ゴードン』のビデオを見ては一日中ダラダラと過ごしていた。
同棲している恋人のローリーとは交際4年になるのに、いまだに結婚する決意もできない。

ローリーはいつまでもジョンが大人になれないのは、テッドも一緒に暮らしているからだと考えるようになっていた。
交際4年目の記念日の晩、2人が食事を終えて帰ると、何人もの売春婦を呼んで乱痴気騒ぎをしているテッドに、ついにロリーの怒りが爆発した。
ロリーに促され、ジョンはテッドに家を出るよう提案する。こうして2人は初めて離れ離れの大人の生活を始める。

【観るきっかけ】
「頭を軽くしたい欲求」が高まりコメディを選択。

【先に良くなかった点】
・下品!お下劣過ぎます!
・ストーリーもほとんどひねりもありません。

【良かった点】
・お下劣すぎて笑えます!

・アクションシーンが意外なほどしっかりしていて魅せられます。

・テッドの表情が豊か。寂しそうなシーンとかキュンとします。

・そして何よりストーリー!ひねりはないんですがバディ物の王道のストーリー。自立と友情は永遠のストーリーで、大好物でした♫

【評価点・つけるとしたら】

☆3.0(最高点は5つ)
お下劣を笑い飛ばせるかどうかで好き嫌いがはっきり別れると思います。
僕はマリファナのシーンはしつこくて嫌でしたが、あとのシモネタは楽しめました。

ちなみに
☆1・2 ・・金返せ
☆3 ・・・劇場で観る価値有り 好き嫌いは分かれそう
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です 

もちろん「オススメ☆」です♪

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伊東のホテル|伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオン
by alcyon | 映画観た
2016年03月02日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。

kazu_R

今日は一日晴れの伊豆高原でした。日に日に春が近づいてくると感じる日々です。

【観た】
『ぐるりのこと。』を観ました。(2008年配給。橋口亮輔監督。主演:木村多江・リリー・フランキー)

【ストーリー】
ある夫婦の1992年から20002年まで、10年間の日々を描いた作品。
生真面目な妻の翔子(木村多江)とどこかいい加減な法廷画家の夫・金男(リリー・フランキー)は、子どもを授かった幸せを感じていた。
幸せな夫婦だったが、子どもを亡くしてしまい、その悲しみから翔子は心を病んでしまう。
1990年代から2000年代に起きた様々な社会的事件、事象を背景ににしながら、少しづつ乗り越え、平穏を取り戻していく夫婦の希望と再生の物語。

【見るきっかけ】
キネマ旬報の2015年邦画一位に橋口亮輔監督の「恋人たち」が選ばれており興味を持ちました。
調べてみるとこの「ぐるりのこと。」もヤフー映画レヴューなどで高得点。マダムはすでに観ておりなかなか良い、とのことでしたので観ることにしました。

【先に良くなかった点】
・夫婦の問題を扱うだけに、性の問題は不可避と思うのですが、会話、セリフで無難に処理している様に感じました。
木村多江の熱演、リリー・フランキーの演技にみえない演技が素晴らしかっただけにそこだけちょっと薄味。

・法廷のシーンは事件を絞って、もう少し厚くしても良かったと感じました。

【良かった点】
・なにしろ豪華キャスト!ほんのちょっとのシーンでも今をときめくあんな人やこんな人が出演しています!みんな参加したかったんだろうな~、この映画と感じました。

・法廷画家という設定の秀逸さ。社会的病理と夫婦というか、妻、翔子の心の病理が相似形になっていて、「社会の悪意」が「ささやかな幸せ」を汚してきた様が淡々と、しかし確実に描かれていました。

・翔子が巡りあう尼僧の「平気平気、平気で生きるの。描くのも技術なら生きるのも技術なんだから」と軽やかで美しいセリフが胸に刺さりました。
生きる技術か・・・、疲れてるんでしょうか(;_;)、やけに響きました。

・なんといっても観終わりの余韻の美しい映画です。あれほどの痛みや祈りはないけれど韓国映画「シークレット・サンシャイン」(イ・チャンドン監督/2007年配給)に似ているようにも感じました。

【評価点・つけるとしたら】

☆3.5(最高点は5つ。)

ちなみに
☆1・2 ・・金返せ
☆3 ・・・劇場で観る価値有り 好き嫌いは分かれそう
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です ちなみに

 

「僕にとって」は忘れえぬ名作になりました。(・・ですが好き嫌いは分かれそうです。エンタメ度はほぼありません)
橋口監督、新作は7年ぶりとのこと。映画館で見たいな~。

『ぐるりのこと』
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伊東のホテル|伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオン
by alcyon | 観た
2016年02月27日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。

kazu_R

遅ればせながら『マッドマックス 怒りのデスロード』観ました。

【ストーリー】
資源が枯渇し、法も秩序も崩壊した世界。愛する者を奪われ、荒野をさまようマックスは、砂漠を支配する凶悪なイモータン・ジョーの軍団に捕らえられる。
そこへジョー配下の女戦士フュリオサらが現れ、マックスはジョーへの反乱を計画する彼らと力をあわせ、自由への逃走を開始する。
主演は「ダークナイト・ライジング」のトム・ハーディー と見せかけて シャーリーズ・セロン!

【過去作は観てません・・】

アクション自体あまり観ないんです。(全然観ないわけではありません)特に暴力描写が強そうなものとか入り込めない体質。食わず嫌い、ともいえます。
今回はアカデミーにノミネートされた、なんだか評判が良い、あ!ツタヤさんで準新作になってる、の3条件クリアで重い腰を上げてみました。

【ツッコミどころ満載!】

資源も食べ物も水も不足している世界でウォーボーイズくんたちが元気すぎる!
ラスボスみずから出撃しちゃう、なぜに常に先頭?あぶなくね?
なぜ主人公マックスを車の前に括りつける?じゃまだし・・・?
フュリオサの逃亡計画が杜撰かつ大雑把。
追跡部隊を全軍で出撃させちゃう>本拠地がら空きという間抜けさ。
あっけない政権交代・・。

【それでもグイグイ引き込まれて行く!】

ぶっ飛んだ車で逃げる主人公たちを悪者が追いかける。
出かけて行って戻ってくる。

超絶単純なストーリーなんですが

物語の世界観を最初の5分くらい?でギュッと説明仕切っている所など、さすがの手練。

・他の映画のカーチェイスシーンで感じる、「逃げてる間はストーリーが止まってる」なんてことはなく、台詞は少ないんですがちゃんとキャラクターの心情がアクションで描かれている。
・アクションに目が行き過ぎて話の内容がわからない!なんてことなくシーンが整理されていたように感じました。

また、
・キャラクター一人一人の深掘りが効く作り(ウォーボーイのニュークくんなんて脇役も結構物語を引っ張る)になっていたように感じました。

【で、面白かったの?】

面白かったです!最高に!音楽の使い方も派手でよかった!

今回は我が家のホームシアターでみましたがこういうのは映画館で観ないと真価は測れない、それだけが失敗。

【評価点・つけるとしたら】

☆4・0(☆5が最高) 

もちろん「オススメ☆」です♪

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by alcyon | 映画観た閑話休題

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伊豆の四季やイベント、グルメ情報などを中心に、時々は好きな映画や本などのこともUPしていきます。
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