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アルシオン通信

Alcyon Blog

観た カテゴリへの投稿
2020年01月31日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2020年4本目】映画「アヴリルと不思議な世界」観ました。

解説・あらすじ:
アヌシー国際アニメーション映画祭でクリスタル賞を受賞したファンタジーアニメ。
架空のパリを舞台に、姿を消した科学者の両親と祖父を捜そうとする少女の物語を描く。
『アデル/ファラオと復活の秘薬』の原作者ジャック・タルディが、ビジュアル総監督を務める。
ボイスキャストには『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』などのマリオン・コティヤールをはじめ、
フィリップ・カトリーヌ、ジャン・ロシュフォールらがそろう。

1870年、ナポレオン3世から不死身の秘薬の開発を頼まれた科学者ギュスターヴは、爆発事故で亡くなってしまう。
それからおよそ70年にわたって科学者が姿を消す事件が多発したために産業の発展が進まず、
1941年のパリでは蒸気機関だけが街を動かす唯一のエネルギーだった。
そんな世界で飼い猫ダーウィンと暮らす少女アヴリルは、
消息を断った科学者の両親と祖父のポップスを捜す旅に出る。

感想:
パラレルワールドもののストーリーはよくある話、ではあるのですが、
この作品はとても脚本が緻密だったように思います。

蒸気機関が異様に発達したパリの造形にも説得力があったし、

新しいテクノロジーを手に入れたときの人の性のおぞましさ、
また、環境問題へのアプローチ、これもまた人の正しさ、

うまくまとまっていて、説得力が有りました。

途中から斜め上のキャラクターが登場し、正直びっくりしましたが、
メタ構造になっていて、かえってお話の骨格を強化していたように思います。

【評価点・つけるとしたら】
☆3.7です。

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

もちろん「オススメ☆」です♪
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by alcyon | 映画観た
2020年01月24日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2020年3本目】映画「きみと、波に乗れたら」観ました。

アニメ「四畳半神話大系」や『夜は短し歩けよ乙女』などの湯浅政明が監督を務めた長編アニメ。
サーフィンが大好きな女子大生と消防士の青年の恋を描く。
脚本は『映画 「聲の形」』などの吉田玲子、音楽は『夜は短し歩けよ乙女』も担当した大島ミチル。
ボイスキャストに『兄に愛されすぎて困ってます』などの片寄涼太、『恋のしずく』などの川栄李奈らが名を連ねた。

大学入学と同時に引っ越してきた向水ひな子は、サーフィンが大好きで波乗りは得意だが、将来が不安だった。
ある日ひな子は、火事騒ぎで消防士の雛罌粟港と出会い、
波乗り初心者の彼とサーフィンを楽しむうちに、互いに特別な感情を抱くようになる。

感想:
うううううーん。。
うまく「波に乗れ」ませんでした、、、。

好きな監督、好きな脚本家、好きな劇伴。
作画も良いし、脚本も練られているし、音楽も悪くない。
それぞれの持ち味はちゃんとあるのですが、どうもうまく噛み合っていない、、。
どこかで観たような既視感ばかりが先行して、最後までしっくりこないといったところが正直な感想です。
あまり無理やり泣かせにかからず、もうすこしドライな仕上がりにしても良かったのではと感じました。

【評価点・つけるとしたら】
☆3.2ぐらいです。

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

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by alcyon | 映画観た
2020年01月13日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2020年2本目】映画「岬の兄妹」観ました。

解説・あらすじ:
ポン・ジュノ監督や山下敦弘監督作品などに携わってきた片山慎三がメガホンを取ったドラマ。
港町で暮らす兄妹を主人公に、地方都市の暗部や家族の本質をあぶり出す。
兄妹を演じるのは『夏の娘たち ~ひめごと~』などの松浦祐也と『乃梨子の場合』などの和田光沙。
北山雅康、中村祐太郎、岩谷健司らが共演するほか、日活ロマンポルノなどで活躍した風祭ゆきが特別出演した。

港町に暮らす良夫(松浦祐也)はある晩、自閉症の妹の真理子(和田光沙)が、男に体を許して金銭を受け取ったことを知る。
そのころ、良夫が勤める造船所でリストラがあり、良夫は足が不自由であることを理由に辞めさせられてしまう。
困窮した良夫は妹の売春のあっせんを始めるが、次第に妹の喜びや悲しみを知り困惑する。
さらに売春のことを知った友人が、良夫に忠告しに家にやって来る。

感想:
圧倒的な生活感、目を覆いたくなる現実感。
この国はもう豊かではない、ということを嫌がおうにも突きつけられる、
救いのない作品でした、、。
監督はポン・ジュノや山下監督の助監督出身とのこと、とても納得。
作画、ストーリー、暗喩の提示、等々、
イズムを感じるし、とてもしっかりしていると思いました。
良い作品なんですが、心身ともに健全なときじゃないと精神が巻き込まれるので、
観る日観る時を選ぶかもしれません。

【評価点・つけるとしたら】
☆3.8です!

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

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by alcyon | 映画観た
2020年01月09日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2020年1本目】映画「ロケットマン」観ました。

解説・あらすじ:
「Your Song」などで知られるミュージシャン、エルトン・ジョンの半生を描いた伝記ドラマ。
主演は『キングスマン』シリーズなどのタロン・エジャトン、共演に『リヴァプール、最後の恋』などのジェイミー・ベル、
『ジュラシック・ワールド』シリーズなどのブライス・ダラス・ハワードらが名を連ねる。
『キック・アス』などのマシュー・ヴォーン監督とエルトン・ジョン自身が製作を務め、
『サンシャイン/歌声が響く街』などのデクスター・フレッチャーがメガホンを取った。

少年レジナルド・ドワイトは、両親が不仲で孤独だったが、音楽の才能に恵まれていた。
エルトン・ジョン(タロン・エジャトン)という新たな名前で音楽活動を始めた彼は、
バーニー・トーピン(ジェイミー・ベル)と運命的な出会いを果たし、
二人で作った「Your Song/ユア・ソング(僕の歌は君の歌)」など、
ヒットナンバーを次々と世に送り出して世界的な名声を得ることになる。

感想:
実存する本物のスーパースター、エルトン・ジョン。
その自伝的な映画なので、どこの部分を描くか、
どこまでを描くかはディレクションの見せ所、
脚本がことさら重要なのですが、とても良いバランスだったように思います。
特に最近のエルトンのシーンはバッサリ切って、

青春の栄光と挫折、
孤独と救済、
愛情と友情に焦点を当てて、
赤裸々に描くことで、
人間エルトンが浮かび上がり、
その歌声の説得力が深まっていたと思いました。

出演陣もタロンはもうエルトンそのものにしか見えなかったし、
歌唱シーンも素晴らしい。

新年の一本目にちょうどよい作品だったと思います!

【評価点・つけるとしたら】
☆3.8です!しいて言えばもうちょっと歌が聴きたかったかも。

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

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伊東のホテル|伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオン
by alcyon | 映画観た
2019年12月26日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【2019年映画総まとめ】全リストとベストテンです!

さてさて、2019年の映画鑑賞全記録です。
DVDが多いので旧作も含みます。あくまでも「今年見た」です。

2019年1月・・・8本

「マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー」 3.9
「ウインドリバー」 3.9
「タクシー運転手 約束は海をこえて」4.1
「祈りの幕が下りる時」3.8
「空飛ぶタイヤ」 3.6
「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ アディオス」 3.6
「ラッカは静かに虐殺されている」  4.8
「告白小説、その結末」3.4

2019年2月・・・13本

「バッドジーニアス」4.0
「検察側の罪人」 3.4
「1987、ある闘いの真実」 4.4
「バジュランギおじさんと小さな迷子」 4.7
「七つの会議」  4.0
「キック・アス ジャスティス・フォーエバー」3.3
「幼な子われらに生まれ」 4.0
「ノクターナル・アニマルズ」 3.6
「ウイスキーと二人の花嫁」  3.4
「モリーズゲーム」  3.8
「いつだってやめられる 7人の危ない教授たち」3.7
「女は二度決断する」3.7

2019年3月・・・10本

「翔んで埼玉」  4.0
「グリーンブック」  4.2
「寝ても覚めても」 3.6
「判決、ふたつの希望」 4.2
「愛しのアイリーン」3.7
「パパはわるものチャンピオン」 4.0
「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」4.1
「3D彼女 リアルガール」 3.5
「V.I.P. 修羅の獣たち」  3.9
「クレイジーリッチ」  3.9

2019年4月・・・7本

「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」  3.9
「サーチ」  4.5
「止められるか、俺たちを」  3.3
「くるみ割り人形と秘密の王国」 3.4
「ピッチ・パーフェクト ラストステージ」 3.7
「万引き家族」 3.9
「オーケストラ・クラス」3.6

2019年5月・・・15本

「マイプレシャスリスト」 3.6
「SUNNY 強い気持ち、強い愛」 3.8
「キングダム」 3.9
「教誨師」 4.2
「新感染 ファイナル・エクスプレス」  4.2
「スターリンの葬送狂騒曲」 3.5
「若おかみは小学生!」  4.3
「ゴールデンスランバー」3.9
「きみの鳥はうたえる」3.5
「生きてるだけで、愛」 3.0
「LOVELESS」  3.8
「最初で最後のキス」  4.2
「それだけが、僕の世界」 4.3
「ここは退屈迎えに来て」 3.4
「14の夜」  3.6

2019年6月・・・9本

「スタンリーのお弁当箱」 3.7
「二重生活」 3.3
「ソウルキッチン」 3.7
「500ページの夢の束」 3.9
「スティルライフ・オブ・メモリーズ」  3.2
「ギャングース」 3.5
「アトミック・ブロンド」 3.5
「新しき世界」4.3
「傷だらけのふたり」 3.8

2019年7月・・・15本

「The Witch/魔女」 4.0
「トイ・ストーリー」 3.9
「SANJU/サンジュ」3.5
「シンプルフェイバー」 3.5
「メビウス」 3.3
「累(かさね)」 3.8
「チェリーボーイズ」 3.1
「ファーストマン」 3.8
「未来を乗り換えた男」3.2
「アイ・フィール・プリティ」  3.5
「メリー・ポピンズリターンズ」3.5
「女王陛下のお気に入り」 3.8
「新聞記者」  4.5
「海獣の子供」  4.8
「運び屋」  4.3

2019年8月・・・6本

「ゴッズオウンカントリー」 4.0
「渇き」 3.4
「ジュリアン」 3.4
「家(うち)へ帰ろう」3.9
「バンブルビー」 4.0
「ヘイトユーギブ」 4.0

2019年9月・・・2本

「青の帰り道」4.0
「ダーティ・ガイズ」 3.0

2019年10月・・・14本

「チワワちゃん」 3.1
「バーニング 劇場版」 4.2
「神弓-KAMIYUMI-」 3.9
「美人が婚活してみたら」  3.4
「斬、」4.0
「半世界」  4.1
「記者たち」  3.7
「ねことじいちゃん」 3.5
「アニアーラ」  3.6
「ブラック・クランズマン」3.8
「21世紀の女の子」 3.7
「フロントランナー」 3.2
「芳華-YOUTH」  4.5
「アナと世界の終わり」  3.4

2019年11月・・・10本

「ちいさな独裁者」 3.5
「ギルティ」  4.0
「スノーロワイヤル」  3.6
「さよならくちびる」  3.4
「愛がなんだ」  3.8
「蜜蜂と遠雷」 3.8
「天気の子」 4.0
「ジョーカー」  4.3
「町田くんの世界」 4.1
「ホワイトクロウ」 3.6

2019年12月 ・・・10本

「わたしを離さないで」 3.7
「三人の夫」  3.5
「神と共に 第一章:罪と罰」  3.7
「ダンスウィズミー」  3.3
「いちごの唄」 3.9
「僕たちは希望という名の列車に乗った」4.0
「幸福なラザロ」 3.6
「ガルヴェストン」 3.4
「風が強く吹いている」3.8
「ケンとカズ」  3.9

119本+BLOGにしていない1本で合計120本でした。。

【今年のベスト10】

「バジュランギおじさんと小さな迷子」
「芳華-YOUTH」 
「ラッカは静かに虐殺されている」 
「海獣の子供」
「教誨師」
「タクシー運転手 約束は海をこえて」
「新聞記者」
「ジョーカー」 
「最初で最後のキス」 
10「サーチ」  

でした!
評価点を見直し、
バランス、バラエティを考えながら、
それでも『お話のしっかりしたもの』を選びました。

正直、すごい難作業でした、、、。

3.5-4.0ぐらいに面白いものが多かったように思います。
4.0以上は心に刺さりまくる名作揃いだった年でした。

来年も100本ぐらいは観たいです!
今年見た120本、1本除いてすべておすすめです!

 

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伊東のホテル|伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオン
by alcyon | 映画観た
2019年12月25日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2019年119本目】映画「ケンとカズ」観ました。

裏社会に生きる若者の腐れ縁を描き、
日本のインディペンデント映画を集めた第28回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門で作品賞を受賞した犯罪ドラマ。
自動車修理工場で働きながら覚せい剤を売りさばく二人の男が、
家庭の事情を抱えながら犯罪はびこる裏社会で生きていく姿を活写する。
監督は、本作が初長編となる小路紘史。
タイトルロールのケンとカズを演じるのはカトウシンスケと毎熊克哉。
男同士の葛藤や、その世界でしか生きられない男たちの宿命に引き込まれる。

ケン(カトウシンスケ)とカズ(毎熊克哉)は自動車修理工場で働きながら、裏では覚せい剤の取引をしていた。
ケンは恋人の早紀が身ごもっており、彼女と生まれてくる子供のために人生をやり直そうと考えていた。
一方、カズは母親のことで問題を抱えていた。
カズは密売ルートを増やすべく、敵対グループと手を組もうと画策する。

感想:
DVDで探していたのですが大手レンタル店では見つからず。。。
そんな折、Huluで突然アップされていたので慌てて鑑賞しました。
お話の骨格は初期北野作品にも通じる、静かな、「鉄の味のする」物語。

青春の最後の方に誰しも直面する、
家族の問題の絡め方、
忍び寄る濃い影、
逃れられない因果。

オフビートで綴られる構成の巧みさは「正統・北野チルドレン」と言ってよいのではないでしょうか。

【評価点・つけるとしたら】
☆3.9です。
もう少し尺が長くても良いし、色気もほしい。
次回作に期待の持てる作品でした!

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

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by alcyon | 映画観た
2019年12月20日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【2019年118本目】映画「風が強く吹いている」観ました。

解説・あらすじ:
直木賞作家・三浦しをんの同名小説を映画化した青春ストーリー。
箱根駅伝出場を目指す大学陸上競技部員10人の奮闘を描く。
監督は本作が監督デビューとなる大森寿美男。
致命的な故障からはい上がる元エリートランナーを小出恵介、孤高の天才走者を林遣都が演じる。
胸に迫る熱い青春模様と、箱根駅伝を忠実に再現したリアルなレースシーンが見どころ。

高校時代に天才ランナーと呼ばれながらも、事件を起こして陸上から遠ざかっていたカケル(林遣都)。
ひざの故障で陸上の道をあきらめた元エリートランナーにして、寛政大学陸上競技部のリーダーでもあるハイジ(小出恵介)は、
そんなカケルを陸上競技部にスカウトし、ひそかに抱き続けていた箱根駅伝出場の夢を実現させようとする。

感想:
三浦しをんさんの原作は既読、ほんとに最近読んだばかり。
復習も兼ねての鑑賞でした。
まず脚本なのですが、
原作の持っていた「違和感」=「いきなり走れてしまうという現実味のなさ」
はいち早く回収、味付けを変えて説得力を付け加えてありました。コレは良かったと思います。
ただ、実際の小説は結構な長尺で、箱根を走る10人ひとりひとり、丁寧に心象描写しているのに、
映画では主役二人のみ、しかも少し浅漬け。。。
なんとなくダイジェスト版を観たような物足りなさが有りました。
作戦は間違いでは無いと思うのですが、もっと明暗の付け方あったように思います。
一方、俳優陣はお見事でした。
特に走る演技の説得力、肉体の演じ方は素晴らしいの一言。
若さゆえの葛藤の表現も観るべきものがありました。

【評価点・つけるとしたら】
☆3.8です。
映画を見てから小説を読むと良いと思います。

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
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by alcyon | 映画観た
2019年12月15日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2019年117本目】映画「ガルヴェストン」観ました。

解説・あらすじ:
ニック・ピゾラットの小説「逃亡のガルヴェストン」を、女優のメラニー・ロランが映画化。
殺し屋と孤独な少女の逃避行を描く。
エル・ファニングとベン・フォスターが主演を務める。
アデペロ・オデュイエ、ボー・ブリッジスらが共演。

裏社会に生きるロイ(ベン・フォスター)は自分が末期ガンで余命わずかなことを知る。
その夜ボスの指令で向かった先で何者かに襲われ組織に裏切られたことを悟った彼は、
相手を撃ち殺してその場に捕らわれていた少女(エル・ファニング)を連れて逃げる。
行く当てもなく体を売っていたという彼女はロッキーと名乗り、二人は果てのない逃避行に出る。

感想:
それにしても、またしてもエル・ファニング!
この女優さんの佇まい、奥深さは素晴らしいし、凄まじい。
ベン・フォスターの抑えの効いた演技も良かった。
しかしながら、、、。
脚本は正直よくある話の域を出ず、時系列もおやっ?と思うところがあり、
オシャレな、「映画っぽい」雰囲気の割に薄ーく感じました。
もっとオフビートな、静謐な作品にしたかったのだろうとは思いますが、、、。
なんだがモヤッとしたものだけが残りました。

【評価点・つけるとしたら】
☆3.4です。
ほとんどエル・ファニングに評価をつけました。
厳しくいえばエル・ファニングの無駄使い。

ちなみに
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2019年12月11日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2019年116本目】映画「幸福なラザロ」観ました。

解説・あらすじ:
第71回カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞したヒューマンドラマ。
キリスト教の聖人ラザロとイタリアの詐欺事件から構想された物語で、
無垢な青年を主人公に、孤立した地で生活する村民が外の世界に触れる様子が映し出される。
監督はアリーチェ・ロルヴァケル。
新人のアドリアーノ・タルディオーロ、アルバ・ロルヴァケルらが出演する。

20世紀後半のイタリア。
純朴な青年ラザロ(アドリアーノ・タルディオーロ)は、社会と隔絶した小さな村に住んでいる。
そこの人々は、小作制度が廃止されたことを知らずにタダ働きを強いられていた。
ある日、領主の侯爵夫人(ニコレッタ・ブラスキ)の息子が誘拐騒ぎを起こし、労働搾取の実態が世に暴かれる。

感想:
最初は少し古い時代のお話なのかなと思っていたら、さにあらず。
現代の資本主義・世界経済の影を色濃く映し出した、
皮肉たっぷりの寓話でした。

富は再分配されず、
解放されたはずの階層は再構築され、
他者の犠牲をいとわず、
自分の利益を確保することで、皆いっぱいいっぱいの世界。

そこに現れた聖人ラザロは人々を救うのか、それとも絶望の象徴なのか?
ラストシーンは大きく解釈が分かれるところだと思いました。

【評価点・つけるとしたら】
☆3.6です。
内容は確かに深いのですが、時系列がわかりにくく、
ちょっと冗長に感じるところもありました、、。

ちなみに
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2019年12月09日

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kazu_R

【観た/2019年115本目】映画「僕たちは希望という名の列車に乗った」観ました。

解説・あらすじ:
『アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男』などのラース・クラウメ監督が、旧東ドイツの高校生たちの実話を基に描く青春ドラマ。
政治のタブーに踏み込んだ若者たちが、究極の選択を迫られる。
レオナルト・シャイヒャー、トム・グラメンツ、ヨナス・ダスラー、ロナルト・ツェアフェルト、ブルクハルト・クラウスナーらが共演。

1956年、東ドイツの高校生テオとクルトは、列車に乗って訪問した西ベルリンの映画館で、ハンガリーの民衆蜂起のニュースを見る。
クラスの中心メンバーの彼らはクラスメートに声を掛け、ハンガリー市民に哀悼の意を表し、授業中に2分間の黙とうを実施した。
だがその行為は、社会主義国家への謀反と見なされる。

感想:
何という既視感!
主題は社会主義へのアンチテーゼなんですが、
時代や場所、主義主張を変えながら、現代社会でもどうなのよ!!
と、強く投げかけてくる作品でした。
青春の葛藤、親子の関係、大人の欺瞞は本当に今も変わらぬ相似形で、
世界の問題を今尚傍観する僕らの姿勢を徹底批判しているように感じました。
最後のシーン、若者の希望、自由への渇望はいつの時代も希少価値。
また、そこからいつも時代は変わるのだと、肝に銘じたい、
後押しのできる正しい大人でありたいと強く感じました。

【評価点・つけるとしたら】
☆4.0です!ドイツ映画は奥底がしれないですね、衝撃でした!

ちなみに
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アルシオンのオフィシャルブログです

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伊豆の四季やイベント、グルメ情報などを中心に、時々は好きな映画や本などのこともUPしていきます。
メールはこちらまで・・info@alcyon-izu.com
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