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アルシオン通信

Alcyon Blog

2025年09月07日

【観た/2025年43本目】映画「金子差入店」観ました。**伊豆・伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンオーナーのBLOG

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2025年43本目】映画「金子差入店」観ました。

【解説・あらすじ】

東京の下町で、刑務所や拘置所に収容された人たちへの差し入れを代行する「差入店」を営む金子真司(丸山隆平)。
あるとき息子・和真(三浦綺羅)の幼なじみの少女が殺害され、彼女の死に動揺を隠せない一家のもとへ、犯人の母親が子供へ差し入れをしたいと訪ねてくる。
一方、真司は差入店店主として犯人たちと向き合う中、ある時毎日のように拘置所を訪れる女子高校生と知り合う。
彼女は自分の母親を殺害した男との面会を求めていた。
やがて真司の過去が明らかになり、家族の絆を揺るがし始める。

刑務所や拘置所に収容された人々への差し入れを代行する「差入店」を営む一家の絆を描くヒューマンサスペンス。
罪を犯した人々やその家族と向き合う店主の過去が、差入店の仕事を通じて明らかになる。
監督・脚本は古川豪。
丸山隆平が主人公を演じ、共演には真木よう子のほか、三浦綺羅、寺尾聰らが名を連ねる。

【感想】
人間性とは何か、罪を償った先には何が有るのかを深く静かに世に問い詰める力作。

まずストーリー。
どうにも馴染みがなく、遠く感じる差入店という存在にフォーカスを当てることにはひとまず成功しています。
また、並行して走る3つの主題の展開にも大きな破綻なく進み、十分観やすくできています。
ただ、幾つか気になる点もありました。(後述します)

そして演出演技。
主演の丸山さんをはじめ、見応え十分な演技。
キャラ立ちもしっかりしていて観やすさも担保。
とりわけ岸谷五朗さん、らしさ十分。
見惚れるとはこのことだと感じました。

ただ、

・ストーリー上回収されてないプロットがあるため、肝心の「差入店」の社会的立ち位置がぼんやりしていたり、
・リアルさを追求したのか、台詞そのものがよく聞き取れないシーンがあったり。

と、
バランス面では若干不安を残したのも否めませんでした。

さて。
とはいえ、今作で問われている、「罪」と「その周辺」は人ごとのように感じない。
巻き込まれることのない、ましては自分が染めることのない日々を強く望みますが、確証は難しいのもまた事実。

どこまで行けば許されるのか、
許されない罪はあるのか、
あったとしてそれはどんなものなのか。

人は忘れる動物である、ということも含めつくづく感がさせられる作品だったと思いました。

【評価・つけるとすれば】
3.8です。

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

もちろん「オススメ☆」です♪
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by alcyon | 映画観た
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