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アルシオン通信

Alcyon Blog

2023年03月15日 の投稿
2023年03月15日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2023年17本目】映画「別れる決心」観ました。

【解説・あらすじ】

生真面目な刑事ヘジュン(パク・ヘイル)は、ある男性が山で転落死した事件を捜査することになる。
取り調べを進める中、彼は被害者の妻ソレ(タン・ウェイ)に疑念を抱くようになるが、謎めいた彼女に惹かれる気持ちを抑えることができずにいた。
一方のソレもまた、ヘジュンに特別な感情を抱く。

パク・チャヌク監督によるサスペンス。
ある滑落事故をきっかけに刑事と被疑者として出会った男女が、疑念を抱きながらも惹かれ合う。
チョン・ソギョンが同監督と共同で脚本を担当。
パク・ヘイルとタン・ウェイが主演を務め、イ・ジョンヒョン、コ・ギョンピョらが共演。
第75回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で監督賞を受賞した。

【感想】
美しいすぎる映像、そのすべてが人の心を精密にあぶり出す。
これぞパク・チャヌク!!!

まずストーリーだったり脚本だったり。
夫婦の有り様は本当に数限りなく、もはや語り尽くされてるはずのテーマのはずなんですが。
ギリギリまで鍛えられた刀と焼き時間を数秒単位で見極められた陶芸、句読点の一つにまでこだわった文学。
パク・チャヌクとチョン・ソギョンの手にかかるとそれは魔法のように溶け合い。。。
ギリギリを見極める職人の凄みが感じられます。
もちろん細かなギミックやプロットの設計も見事。
尺長めの作品でも最後まで加速していく推進力は圧巻です。

そして演出、演技。
一つ一つのシーンにきっちり意味をもたせ、細かなセリフ、繰り返しの表現も少しづつニュアンスを変える。
かなり俳優陣には負荷の大きい演出のはずなのですが、そこはさすがの韓国クオリティ。
全俳優、監督の演出に食らいつくどころか食ってやるぐらいの野心的な演技。
とりわけヘジュン役のパク・ヘイル、ソレ役のタンレイは圧巻。
なりきり?憑依?
言葉が足りないくらい映画の中で「生きている」。
スクリーンが一回り大きく見えるような印象すらありました。

しいて苦手なところがあるとすれば風景描写が美しすぎる、この一点。
絵画的すぎて気持ちがストーリーから離れてしまう。
全シーン印象が強すぎるので少し焦点を絞ってもらったほうが作品の主題に近づけた感はありました。

さてさて。
以前にこんな言葉を教えてもらったことがあります。
「人は二種類しかいない。ルールを守りたくて守れない人。破りたくて破れない人」

自分は果たしてどちらのタイプなのだろうか。
同じ状況になったらどんな行動をしてしまうのだろうか。
思いとどまるのか、踏み外すのか。。。

恋愛。
その深淵を強く感じさせてくれる作品だったと思います。

【価点・つけるとしたら】
☆4.1です。

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

もちろん「オススメ☆」です♪
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by alcyon | 映画観た

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