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アルシオン通信

Alcyon Blog

2023年02月02日

【観た/2023年5本目】映画「私はいったい、何と闘っているのか」観ました。**伊豆・伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンオーナーのBLOG

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2023年5本目】映画「私はいったい、何と闘っているのか」観ました。

【解説・あらすじ】

45歳のしがない中年男・伊澤春男(安田顕)は、地元で愛されるスーパー“ウメヤ”に勤めて25年になる万年主任。
たまの休日は愛する妻子のために駆け回り、仕事では念願の店長昇進を夢見て一喜一憂していた。
ある日、店で誤発注トラブルが発生し、大混乱に陥った事態を乗り切るため春男が呼び出される。

俳優や作家としても活動する芸人・つぶやきシローによる小説を映画化。
地元密着型スーパーに勤める万年主任が、仕事や家族のために悪戦苦闘する日常と店長昇格を懸けた闘いの行方を描く。
監督・李闘士男と脚本家・坪田文が再び組んだ。
安田顕が主人公を演じ、小池栄子、岡田結実のほか、ファーストサマーウイカ、SWAY、伊集院光らが共演。

【感想】

シュールとハートウォーミングを絶妙なさじ加減で混ぜ合わせた正統派お仕事系家族ムービー!

まずストーリーとか脚本とか。
典型的なお仕事のドタバタ、そこからの家族物語、といった基本の方程式は踏襲しているものの。やっぱりあります一捻り。
職場で起こる事件のバリエーションの豊富さもさることながら、関連キャラクターの書き込みが実に細かい。
映画の最後の方ではひとりひとりの名前が覚えられるんじゃないかというくらい、のしっかり描写をしているのに散漫にならないのはさすが。
一方で家族側の描写は徐々に深める手法。
消して主人公だけに焦点を当てるのではなく、家族それぞれの「思い」をじっくりと、それでいてわりとテンポの良い台詞回しで見せています。

そして演出、演技。
前半のドタバタだけで引っ張っていっても上質なコメディになったはずなのに、
きっちり後半のしんみりに繋いでくるところ、これはグッと来ないわけがない。。。
しかもただのお父さん頑張れ映画に収まらず仕事の意味や家族のあり方にもきっちり踏み込んだ演出、
監督なりの答え、作家性を感じました。
さらに俳優陣。
安田顕さん、あれだけのモノローグと普通のセリフをこなしながら演技そのものがブレないのは本当にさすが。
小池栄子さんの豊かな母性と引きを十分に意識した表情の作り方はもはや名女優。今作のみならず何を観ても外れない。
ファーストサマーウイカさん、え、どこにいたの?というくらい普段のキャラを消して役に生きている!これは新鮮な発見でした。

しいていえばなんですが

・それでもモノローグが長く、多く、説明的すぎてしんどい。
・できちゃうからやらしちゃうのだろうけど、安田顕さんの感情の幅はもっと抑えてもらって良い。

ぐらいでしょうか。

さてさて。

生きていく。そのために働く。
家族を守りたい。だから働く。

ここに正解なんかなくて、もちろん不正解もない。
ただ、いずれにしても言えるのは、
優しさのスイッチが入ったとき、すべての物事に意味が生まれ、
世界は美しく色なす。
そんな当たり前を大事に大事に描いた映画。
とっても嫌いじゃないんだよな、こういうの(^o^)

【価点・つけるとしたら】
☆3.8です。

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

もちろん「オススメ☆」です♪
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by alcyon | 映画観た
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