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アルシオン通信

Alcyon Blog

2022年09月04日 の投稿
2022年09月04日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2022年48本目】映画「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」観ました。

【解説・あらすじ】
東西冷戦時代の東ドイツに生まれた男の子ハンセル。
母と二人暮らしの彼の夢は、自由の国アメリカでロックスターになること。
ある日、米兵から結婚を申し込まれた彼は、性転換手術を決意する。
しかし、手術のミスで股間には“怒りの1インチ(アングリー・インチ)”が残ってしまう。
名前をヘドウィグと変え、何とか渡米するも米兵には結局捨てられてしまう。
それでも夢を思い出しロックバンドを結成したヘドウィグは、ある日、17歳の少年トミーと出会う。
同じ夢を持つトミーに愛情のすべてとロックシンガーとしての魂を注ぎ込むヘドウィグだったが、、、。

【感想】
街に「パンクス」が消えた1990年代後半、突如として現れ、狂乱の社会現象を起こした伝説としか言いようのないロックミュージカル!

まず、脚本・構成。
ジェンダー問題、家族の関係性、神と人間という信仰、そして年の差のある恋。
それぞれで一本づつ作れるような要素を100分弱という短い尺にきっちりバランスよく配置。
東西冷戦下のベルリン出身というベースもしっかり効いていて、
全体主義的なものに対するアンチテーゼのようなものも感じました。
ちょいちょい某有名ミュージカルを皮肉るようなシーンや、
ポップス全盛期ロック低迷描写などなど有り、
笑ってよいのかどうか、、、、。
ひねりの効いた脚本でした。

そして演出、演技、何より音楽。
やっぱりミュージカルなので音楽ありきなわけです。
上映時間の割に曲数が多く、歌詞もメッセージ性が強く聴き応えが十分あり。
プロットの回収も速く的確なので無駄に観疲れしない。
総じてバランスにかなり配慮された演出、音楽、配役です。

強いて言うならですが、
・あと10分ぐらい尺をのばしてもうちょっとヘドウィグの生い立ち、バックボーンを追ってほしい。
・おそらくこんなに全世界的なムーヴになると思ってなかったせいなのか、小ネタが拾えないところも多数。
といったところでしょうか。

日本でも数々の名優が舞台版で挑戦してきた作品。
何よりもテーマの普遍性が輝き、現代でもなお新鮮。
2022年9月現在、パンクもロックも「死んでない」です!
多様性が命運を分けるであろう今日だからこそ観ていただきたい作品でした。

【価点・つけるとしたら】
☆4.0です。

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

もちろん「オススメ☆」です♪
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