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アルシオン通信

Alcyon Blog

2020年02月 の投稿
2020年02月06日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2020年9本目】映画「パラサイト 半地下の家族」観ました。

解説・あらすじ:
『母なる証明』などのポン・ジュノが監督を務め、第72回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した人間ドラマ。
裕福な家族と貧しい家族の出会いから始まる物語を描く。
ソン・ガンホをはじめ、『新感染 ファイナル・エクスプレス』などのチェ・ウシク、
『最後まで行く』などのイ・ソンギュンらが出演。

半地下住宅に住むキム一家は全員失業中で、日々の暮らしに困窮していた。
ある日、たまたま長男のギウ(チェ・ウシク)が家庭教師の面接のため、
IT企業のCEOを務めるパク氏の豪邸を訪ね、
兄に続いて妹のギジョン(パク・ソダム)もその家に足を踏み入れる。

感想:
これはすごい!!!
まず脚本が絶妙!
コレだけの重たいテーマ、社会性の強さ、
「隠しておきたい恥部」のようなものもさらけ出し、
要所要所に伏線を張り、
きっちり回収するだけでも面白いのに!
心理描写の深みもあり、
ファンタジー要素も斜め上を行くいい意味での「破綻」もあり。
キャストの配分、演出も含め、
ここまで計算されつくされたエンターテイメントには興奮しかありませんでした。
予備情報的に韓国での半地下の存在、その成り立ちとかを知っておくとより面白みがまし、
この映画がアメリカでもヒットしている=ドメスティックなテーマではないことを意識しておくとより楽しめると思いました。
また、「ジョーカー」や「万引き家族」との比較も三種三様、とても興味深いと感じました。

【評価点・つけるとしたら】
☆4.5です!今年のベストテンの一枠は早くも決定かも。

【追記】
おおおおおおっ!
なんとアカデミー4冠!
ついに映画の歴史が変わりました!
この快挙に心からの拍手を贈りたいと思います!

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

もちろん「オススメ☆」です♪
↓お読みいただきありがとうございました。宜しければぜひぜひコメント・クリックをお願い致します↓

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伊東のホテル|伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオン
by alcyon | 映画観た
2020年02月05日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2020年8本目】映画「オアシス」観ました。

解説・あらすじ:
世界的に高く評価された『ペパーミント・キャンディー』のイ・チャンドン監督が、
演技派のソル・ギョングと同作で見い出した女優、ムン・ソリと再び組んだ、社会から疎外された男女の愛の物語。
本作で肉体的にも精神的にも辛い役を見事に演じ、ベネチア国際映画祭新人俳優賞に輝いたムンと、
最優秀監督賞を受賞した監督は韓国を代表する顔になった。
現実とファンタジーのバランスも絶妙な究極の愛の姿に、しばし現実を忘れる。

前科三犯のジョンドゥ(ソル・ギョング)は、出所後自分がひき逃げした被害者の家族に謝罪に行き、
重度脳性麻痺のコンジュ(ムン・ソリ)と出会う。
2人は秘かに愛を育んでいくが、周りはそれを許さない。

感想:
控えめに言って、傑作!
イ・チャンドン監督作は「シークレット・サンシャイン」「バーニング」を観ているのですが、
どれも傑作!
今作では重度脳性麻痺の女性と、うまく世の中に馴染めない男性の、純粋な恋の物語なのですが、
これがまた本当に純粋、、、。
喜怒哀楽、あらゆる感情を煮詰めて蒸留すると滲み出てくるのは愛情なのだと、
優しく語りかけてくる、そのストーリ展開や深さには心を鷲掴みにされました。
「泣かせにかかる」系の映画ではないのです。
ですが、「すごいもの」を観た事は確か。
確かな余韻、映画を見たという満足感あふれる作品だったと思います。

【評価点・つけるとしたら】
☆4.3です!

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

もちろん「オススメ☆」です♪
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by alcyon | 映画観た
2020年02月04日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2020年7本目】映画「僕はイエス様が嫌い」観ました。

解説・あらすじ:
本作で長編デビューを飾った奥山大史が、監督・撮影・脚本・編集をこなした人間ドラマ。
主人公の少年が、自分だけに見えるミニサイズのイエス様と出会う。
子役の佐藤結良や大熊理樹をはじめ、佐伯日菜子、チャド・マレーンらが出演。
第66回サンセバスチャン国際映画祭で最優秀新人監督賞を受賞した。

祖母と暮らすことになった少年ユラは、東京から地方のミッション系の小学校に転校する。
毎日の礼拝に困惑する彼の前に、とても小さなイエス様が姿を現す。
ユラ以外の人には見えないが、
いつも彼の願いをかなえてくれるイエス様をようやく信じかけた矢先、
彼に苦難が降り掛かる。

感想:
祈れども祈れども、、、。
神はいつも願い叶えず、苦難を与え続け、、。
確かに意地悪で無慈悲、でも困ったときについつい頼りたくなる。
少年の心には重たすぎる現実をイマジナリーな神さまを通じて静かに見つめていく、
ジュブナイル感あふれる作品でした。
うん、この世界観、嫌いじゃないです。

【評価点・つけるとしたら】
☆3.5です。

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

もちろん「オススメ☆」です♪
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by alcyon | 映画観た
2020年02月03日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2020年6本目】映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」観ました。

解説・あらすじ:
レオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピットとクエンティン・タランティーノ監督が再び組んだ話題作。
1969年のロサンゼルスを舞台に、ハリウッド黄金時代をタランティーノ監督の視点で描く。
マーゴット・ロビー、アル・パチーノ、ダコタ・ファニングらが共演した。

人気が落ちてきたドラマ俳優、リック・ダルトン(レオナルド・ディカプリオ)は、映画俳優への転身に苦心している。
彼に雇われた付き人兼スタントマンで親友のクリフ・ブース(ブラッド・ピット)は、そんなリックをサポートしてきた。
ある時、映画監督のロマン・ポランスキーとその妻で女優のシャロン・テート(マーゴット・ロビー)がリックの家の隣に引っ越してくる。

感想:
タランティーノの映画愛あふれる、プライヴェートグラフティでした。
なにより、キャラクターや映画そのものとの距離感が独特、まさに至近距離。
懐古的でもあり、創造的でもあり、全編監督の作家性がダダ漏れしていたように思います。
一方、考証的な部分は後で調べるとあれっ?と思うところもあり、コレも議論を呼びそう。。
ともあれ、勝ちきれなかった者たちの悲哀、
ハリウッドの光と影をぐっと身近に感じさせる秀作だったと思います。

【評価点・つけるとしたら】
☆3.8です。

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

もちろん「オススメ☆」です♪
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by alcyon | 映画観た
2020年02月02日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2020年5本目】映画「よこがお」観ました。

解説・あらすじ:
第69回カンヌ国際映画祭「ある視点部門」審査員賞に輝いた『淵に立つ』の深田晃司監督と筒井真理子が再び組んだサスペンス。
訪問看護師の女性の日常が崩壊する。
異なる顔を持つヒロインの複雑な内面を筒井が表現し、
『シン・ゴジラ』などの市川実日子、『宮本から君へ』などの池松壮亮のほか、
須藤蓮、小川未祐、吹越満らが出演。
タイトルは、半身しか見えない状態を表している。

周囲から信頼されている訪問看護師の市子(筒井真理子)は、訪問先の大石家の長女で介護福祉士を目指す基子(市川実日子)の勉強を見ていた。
市子は、基子が自分に憧れ以上の感情を抱いていることを知らなかった。
ある日、基子の妹のサキが失踪する。
その後サキは保護されるが、犯人として逮捕されたのは思いも寄らない人物だった。
事件への関与を疑われた市子は理不尽な状況に追い込まれ、全てを失ってしまう。

感想:
いやはや、なんとも恐ろしい映画でした、、、。
人間の二面性、を「よこがお」で表現しながら、
異なる二つの時間軸を丁寧に撚り紡いでいく、
それでいてあまり熱くならない、低温(定温?)の演出。
その都度本当に微妙に表情を変えて、
「セリフ以外のなにか」で演じ分けていく筒井真理子の表現力。

見事な化学反応はキッチリラストシーンで爆発します。
各々のキャストの台詞回しも絶妙。
「心理劇」「サスペンス」の一つの方向性を示した快作だったと思います。

【評価点・つけるとしたら】
☆3.8です!

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

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by alcyon | 映画観た

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