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アルシオン通信

Alcyon Blog

2019年11月17日 の投稿
2019年11月17日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2019年105本目】映画「蜜蜂と遠雷」観ました。

解説・あらすじ:
直木賞と本屋大賞をダブル受賞した恩田陸の小説を実写映画化。
若手ピアニストの登竜門とされる国際ピアノコンクールを舞台に、4人のピアニストたちの葛藤と成長を描く。
キャストには松岡茉優、松坂桃李、森崎ウィン、オーディションで抜てきされた鈴鹿央士らが集結。
『愚行録』などの石川慶がメガホンを取った。

優勝者が後に有名なコンクールで優勝する。
注目される芳ヶ江国際ピアノコンクールに挑む栄伝亜夜(松岡茉優)、高島明石(松坂桃李)、マサル・カルロス・レヴィ・アナトール(森崎ウィン)、風間塵(鈴鹿央士)。
長年ピアノから遠さがっていた亜夜、年齢制限ギリギリの明石、優勝候補のマサル、謎めいた少年・塵は、それぞれの思いを胸にステージに上がる。

感想:
原作は既読です。
あの恩田陸の壮大な小説をどのように映像化するのか、また観客としてどのように受け入れるのか、、。
大変興味深く鑑賞に望みました。

先に残念だった点を。

やはり原作のイメージを追うばかりなのか、忠実にと考えたのか。
前半は設定の説明がやや過多、過剰。
また、逆に、ここは丁寧に!というところがバッサリ。
群像劇としての骨格も少し華奢。
総じて脚本はすこしチグハグ感がありました。

一方、とても良かった点。

まずキャスト!もうあの4人以外考えられないです。
マサルや塵は本当に難役だと思うのですが、絶妙でしたし、松岡さん、松坂さんはさすがの貫禄。
まさに「人の体を借りて人を演じる」を体現していたと思います。

そして音楽。
特に課題曲「春と修羅」の再現は原作ファンも納得の出来栄えなのではないでしょうか。
クラシック音楽の深みと底知れない魅力、なにより「クラシック」の新しさを示す素晴らしさだったと思います。

【評価点・つけるとしたら】
☆3.8です。松岡さんファンなので少しおまけ♪です(^o^)

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

もちろん「オススメ☆」です♪
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