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アルシオン通信

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2014年07月29日

【「パプリカ」鑑賞しました】
暑い日々の中の、僅かに涼しい夜。
何故かこのタイミングで観ました。

多分タイトルが僕のよく使うスパイスだったことがずっと気になっていたのだと思います。
もしくは、「季節」に誘われたのかもしれません。。

imgres

パプリカ – 作品 – Yahoo!映画 

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解説:シネマトゥデイより

夢に入り込み、夢を犯すテロリストに立ち向かう夢探偵“パプリカ”の活躍を描くファンタジー・アニメ。
日本が誇るSF作家である筒井康隆の同名原作を、『千年女優』『東京ゴッドファーザーズ』の今敏監督が映像化した。
ヒロインを人気声優の林原めぐみが務めるほか、古谷徹がこれまでのイメージから一転、巨漢の男性の声に挑んだ。
圧倒的な技術力と想像力を惜しみなく投入し暴走する夢のアイデアを具現化したパレードの描写は圧巻。

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あらすじ:シネマトゥデイ より

夢に入り込んで患者の治療を行う装置“DCミニ”が盗まれ、精神医療総合研究所に勤める若きサイコ・セラピストの千葉敦子は、
“DCミニ”開発者の時田とともに島所長の元へと集まる。
しかし、所長の島が突然、意味不明な内容の演説をとうとうと語り出す。
“DCミニ”を盗んだ者たちによる夢の侵略が現実のものとなり始め……。

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告白します。

コメディタッチの雰囲気が売りの僕ですが、実は
夢とか意識構造とか、哲学臭い映画、大好物、、、

本作もユングさんとかフロイトさん、東西の民話や童話にくんずほぐれつ、絡みからまれる傑作。
天才とはどういう存在かに焦点を強めに当ててからの~、あれでコレでのメタ構成もストーリー的に素晴らしい着地でした。

さてこの作品と比べられるのは
言わずもがな、クリストファー・ノーランの「インセプション」

ざっくり比較すると

【その1 テーマの違い】
インセプションが夢の深さ、階層をテーマにしているのに対し、
パプリカは夢の意識下、意識構造をモチーフにしています。

【その2 処方の違い】
他人の意識潜り込む事は一緒ですが

インセプションは「植えこむ」
パプリカは「解放する」

インセプションは現実的で夢にも合理性が有り。
パプリカは夢の中の合理と不合理を行ったり来たりします。

【その3 時差】
クリストファー・ノーランのインセプションが2010年。
一方、今敏監督のパプリカは2006年。

この4年の差は、それこそインセプションで執拗に繰り返される

“idea”

の点で決定的に感じます。
これだけは「先である」ことに追い付くことができないと感じます。

【で、どっちが好きか?】
発想とストーリーテリングでパプリカのほうが好きです。

もちろんインセプションも最高にオモシロイと思ってます。
それでも2本の内1本しか見れない人生ならパプリカを選びます。

今敏監督がお亡くなりになってはや4年。
あの年の8月をちょっと思い出しました。

 

監督、
まるでダリヤピカソ、ゴッホやルノワールの名画がそうであるように、

作品の輝き衰えず、その色彩の鮮やかさは深みを増しているように感じますよー!。

今夜の映画に迷ったら?

夏の夜にはスパイスを一振り。

【パプリカ】

もちろん超お勧めです。

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伊東のホテル|伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオン
2014年07月27日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。

kazu_R

読書シリーズです。
先日映画化された、伊坂幸太郎さんの「オー!ファーザー」読了しました。

IMG_1384.JPG

実は伊坂作品の映画はよく見るのですが、原作は初めて読みました。

初チャレンジがコレでよかったのか?伊坂ファンの方々のご意見はいかに・・・と思いつつ、
ネタバレしない程度に、
し、しても差し支えない程度にちょこっと書評します(^_^;)

*あらすじ*

舞台はドックレース場のある街。
血で血を洗うような激しい県知事選の真っ最中。
主人公は高校生の由紀夫。
母は現在出張中。携帯を忘れていったので所在不明かもしれない状況。

由紀夫を見守るのは4人の父親。
大学教授の悟、BARを経営する葵、ギャンブル好きの鷹、体育教師の勲。
4人とも由紀夫を大切に思っている。
誰が本当の父であるのか調べていない。

由紀夫はその4人の性格や行動様式をそれぞれに持ちあわせ、
スポーツ万能、成績優秀、ギャンブルも嫌いではなく、そしてよくモテる。

結果、そのせいで、事件に巻き込まれる・・・。

*あらすじ終わり*

感想を一言で言えば、
四人の友情と真っ直ぐな愛情の物語。
伏線を確認しながら読み進めていったので異常に時間がかかったのですが、
なるほどよく出来た話、ウェルメイド感たっぷり。

父親が4人というのも絶妙。
喜怒哀楽だったり、起承転結だったり、おそらくは伊坂さんのこだわりの数字なんじゃないかと。

読んでいて風景も、事件の起こる建物も、ドックレースの様子でさえも目に浮かぶ描写力もすさまじいな、
そりゃー、映画化されるよなーと感じました。

ん?と思うところは1箇所。
一箇所にしてとても重大なので、伏線の先としてこれでよいのか、ファンの方に伺いたいところもありました。

一応、映画を見たら原作を読まない、先に原作を読んだら映画は見ないが僕のルールなんですが、
よく考えるとほとんど守ってない。。。

ので、これもDVD化されたらしっかり見ようと思います♪

かばんに一冊、小説をいれて旅に出る夏。

もちろん「オススメ☆」です♪
↓お読みいただきありがとうございました。宜しければぜひぜひコメント・クリックをお願い致します↓

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by alcyon | 読んだ

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